なぜ今イーサリアム上のDeFi(分散型金融)が盛り上がっているのか?

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どうやら自分が知らない間に海外のコミュニティではDefiなるものがブームになっているようです。イーサリアムとそれに関連する草コインの価格が2017年のように上昇しています。ぶっちゃけ全然その流れには乗れていないのですが、今回はDeFi(分散型金融)について概要から個人的に考えうるリスクとかを書いていこうと思います。

 

 

DeFi(分散型金融)とは?

 

とした「分散型金融(Decentralized Finance:DeFi)」とは、現在の金融システムは銀行や証券会社などの中央管理システム的な金融機関が仲介することにより、円滑な金融取引を実現しているのとは対照的に「金融領域において中央管理を廃して利便性や透明性の向上を目指した金融サービス」のことを指します。

 

DeFiは一般的には「ブロックチェーンの分散型システムを活用して、さまざまな金融領域において中央管理を廃して利便性や透明性の向上を目指したサービス」といった意味合いで使われており、DeFiは、信頼できる第三者の仲介なしに価値移転を成立させるというブロックチェーンの特性を活用して、効率的な金融取引を実現しようとするものです。

 

現状DeFiのサービスは以下のような区分になっています。

 

参照:https://lab.stir.network/2019/02/07/tried-experiencing-the-next-generation-of-defi-service/

 

 

DeFiのメリット

 

DeFiに関連したERC-20トークンの情報はCoinGeckoの以下のページで確認できます。

https://t.co/tgPYALTDp8?amp=1

 

DeFiに関する日本語テレグラム ⇒ https://t.me/Defi_JP

 

 

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DeFIのリスク

 

まあこういう感じでDeFiがまた盛り上がっているわけですが、自分がイマイチ盛り上がれない理由としてはDeFi(分散型金融)にはざっと以下のようなリスクが思いつくからです。

 

  1. イーサリアムの取引処理速度の問題点
  2. 悪意のある第三者によるスマートコントラクトの悪用
  3. 規制の問題

 

 

①イーサリアムのスペックの問題点

 

まあこれは自分がずっと言っていることですが、単純にイーサリアムの取引処理速度が全く実用レベルでないという点です。イーサリアムの取引処理速度は10tx/秒と非常に遅いです。(クレカとかが5000tx/秒)

 

現在Defiによる需要高騰で再びイーサリアムの取引件数が増えていますが、いずれ取引詰まりを起こしてガスが高騰していくでしょう。その時今のDeFiバブルははじけるかもしれません。

 

ETH2.0のアップデートが完了すればまだ展望はありますが、現状もう数年遅延してますし、2.0になったところで課題であるスケーラビリティ問題が解決する目途は経っていませんし、同じ問題で4年近く立ち止まってる時点で個人的にはこのプロジェクトはこのまま永遠にちょっと需要が増えれば取引が詰まるPOW(実証実験)の段階を超えないまま終わると思ってます。

 

参照記事:イーサリアム2.0のローンチは2020年度内に実現するか?ヴィタリック氏、年越し説を否定も遅延目立つ。

 

②悪意のある第三者によるスマートコントラクトの悪用

 

これはかつてイーサリアムに起こったThe DAO事件がもう一回繰り返されないかという不安です。The DAO事件とは2016年にイーサリアムによるICOで調達した約360万ETH(約52億円)が、ハッカーに盗まれた事件です。

 

ちなみにこの盗まれたイーサリアムのトランザクションを無効にするかどうかでコミュニティは分裂し、イーサリアムは現在のイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)が誕生しました。

 

DeFiのサービスの裏側ではイーサリアムのスマートコントラクトが動いています。そのスマートコントラクトのコードは誰でも見ることができます。もしスマートコントラクトのコードに何か脆弱性やバグがあった場合には、スマートコントラクトが予期しない動きをします。最悪のケースでは、ハッカーに脆弱性をつかれサービスを利用している人の資産が盗まれてしまうことがあり得ます。

 

今回のDefiもスマートコントラクトを使用している以上悪意のある第三者によってTHE DAOと同じような事件が繰り返されないとも限りません、そうなった場合預けたETHやERC-20トークンが返ってこないというリスクもありますので、DeFiに自分の資産を置くのであればそのリスクを踏まえたうえでやるべきでしょう。

 

③規制の問題

 

最後はDeFiの利用自体が規制当局によって違法化されかねないリスクです。2020年6月にFATFが施行されたのを皮切りに暗号通貨業界のおいてマネーロンダリングなどの犯罪目的の取引の規制などがより厳しくなっています。DeFiもICOと同じように違法化されるかもしれません。

 

DeFiサービス自体は理論上世界中で利用ができる金融サービスですが世界各国では金融業には厳しい規制がかけられています。もしある国の金融の規制を監督している当局がDeFiサービスの事業者にサービスの利用停止または制限をかけるなどの行政処分をした場合、DeFiサービスへのアクセスが制限されるまたは閉じられてしまうといった可能性があります。

 

終わり

 

DeFiのシステム自体は画期的なものだと思いますが、プラットフォームであるイーサリアムのスペックがおもちゃの域を出ない以上、サービスが盛り上がってユーザーが増えれば、手数料(ガス)が高騰するでしょうし、スマートコントラクトにバグが無いことを証明するのは不可能に近いです。

 

DeFiの高金利は昨今の低金利社会において魅力的かもしれませんが、DeFiに自分の資産を預けるということは「資産の一部か全部を失うリスクを負っている」ということを認識してから行うようにしてください、DeFiの高金利はそのリスクに対するリターンといえるでしょう。

 

現在暗号通貨を使った資産運用には暗号資産FXや時価総額の低いアルトコイン、通称草コインへの投資など資産運用の形は様々ありますが、その一つにDeFiによる運用が加わった感じになりますが、正直イーサリアムのスペックや規制の点を踏まえるとICOバブルと似たような雰囲気がするので、深入りは禁物だと思います。日本人は海外の取引所の使用にも制限がありますし、無難ETHを買っとくくらいでいいんじゃないでしょうか?

 

ただ個人的にこの流れは悪いことではないと思っています。というのもこういう動きをきっかけに現在時価総額1位のBTCの存在感が薄くなり、時価総額2位3位のイーサリアムやリップルに市場のフォーカスが集まっていけば、デジタルゴールドしか利用手段のないBTCとそれを取り巻く犯罪者&犯罪者予備軍の存在感が薄まっていくことで仮想通貨市場がより健全になっていくでしょうし、DeFiはそのさらなる一歩になるのではないかなと思います。

 

それにこういった分散型システムこそが本来ブロックチェーンのなしうる可能性の一つですし、成功するかは置いておいて取引の不改ざん性からそういった側面に市場や一般大衆の注目が集まっていくのはいいことだと思います。

 

ですが、2016年くらいに自分が使っていたイーサリアム上にある分散型取引所の「Ether Delta」などのDeFiサービスが2017年のICOバブルによるユーザー増で、プラットフォームのイーサリアムがパンクして、取引がろくにできなくなった時からイーサリアム自体の処理性能がほとんど変わっていない以上、今はバブル崩壊で人が減っているために快適に各種DeFiサービスが使用できますが、人が増えてイーサリアムの需要が高まったとしても、前回と同じような取引詰まりを起こし市場から失望されるのがオチでしょう。

 

 

 参照記事:

DeFi(分散型金融)を解説、JPモルガンやフェイスブックが注力するワケ
従来型の金融では、金融機関や取引所などの中央管理システムが仲介することにより、円滑な取引を実現していた。現在注目されるのは、「さまざまな金融領域において中央管理を廃して利便性や透明性の向上を目指す」ことを目的とした「分散型金融(Decentralized Finance:DeFi)」だ。本稿ではDeFiの現在については...
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