こんにちはBaki(@dmjtmjtk)です。今回はコロナで経済が冷え込むなか米国株、特にS&P500が最高値付近を推移している件について記事にまとめていきたいと思います
S&P500・ダウが過去最高値を更新する勢い
S&P500
ダウ工業平均
上がっているのはGAFAMだけ
このようにS&P500やダウがコロナによる経済の落ち込みの中で最高値を更新する勢いですが、S&P500に関しては時価総額はGAFAMの5社で20%を占めています。なので、ネタでS&P5とS&P495で分けられていたりします。
ですが実際それくらいGAFAMの5社と残りの495社のここ数年のリターンは大きな差が生まれており、S&P500は最高値を更新していますがその中身はGAFAMの5社の異様に値上がりによって引っ張ってられている状態です。
やはりコロナによるリモートワークなどでIT業界の躍進、既存業界の衰退によりアップル・マイクロソフトなどのIT系の株価の上昇を見せています。その中でいうとFBはIOS14で主軸の広告ビジネスが打撃を受けそうなのが危惧されてか余り上昇を見せていません。
一応GAFAM以外もIT系は上がっている個別株がチラホラありますが、その中でも著しい上昇を見せるのがテスラ、時価総額は自動車業界の王であるトヨタを超えて創業者のイーロンマスク氏の資産は世界一の投資家でありバークシャーハサウェイのウォーレンバフェット氏を上回っています。
余談ですがトヨタはEVの波に完全に乗り遅れているのが不安ですね。力を入れている水素自動車は世界的なトレンドから外れていますし。恐らく下請けの都合を考えると全面的に電気自動車に舵を切れなかったのでしょうけど、、、
テスラは数か月で株価が2倍になっているなどチャートの上がり方は完全なバブルですね。この前朝のニュースで↓みたいなインタビューが流れていたので、短期か長期かは分かりませんが調整が入るでしょう。
一応過去のライブドアやビットコインもこういうニュースが出た辺りで天井だったので、気を付けたいと思います。
ただ今回のバブルは過去のITバブルやリーマンショックの時と違って政府と中央銀行による前例のない金融緩和が原因なので、チャートして崩壊するイメージがあんまりわかないんですよね。だって下がったら日銀とかFRBとかが無限に紙幣刷ってFTFや社債購入で介入してくるわけですし。。。
現にコロナショックで世界中の国々がGDP-20~30%というヤバい経済状況なのに株価はすでにコロナショック以前の水準まで戻っており、もはや株価は景気指標ではなくなっています。そういった意味では次に崩壊するのはチャートではなくて無尽蔵に発行されている政府紙幣への信用なのではないかと思います。
今のところ政府紙幣の信用は以前変わりなくインフレ率も年2%以下のマイルドな成長ですが、これから米中の地政学リスクが高まった場合はインフレ率のコンロトールが効かなくなり新興国のように政府紙幣に対する信用不安が起こるかもしれませんね。まあこれはかなり先の話だとは思いますが・・・
この辺りの話は別の記事で書いているのでそちらを参照にしてください
→ 参照記事:ビットコインが米ドルにとって代わる日が来るかもしれない
その時になれば総供給量が変わらない金やビットコインの価値が上昇するかもしれません。特にビットコインは現状政府紙幣の信用が不安定な国において需要が高まる傾向があるので、世界中がそうなった場合、ビットコインの価値はさらにあがるかもしれません。
終わり
11月に行われる米大統領選挙の行方も分かりませんが、どちらになってもFRBの金融緩和の政策は変わらないでしょうし、次期総理大臣の菅氏もアベノミクスを継承する経済政策を打ち出しているので、相場的に引き続き楽観的な見方で問題ないと見ています。
そして、コロナも落ち着いてきたのでコロナで下落したもののコロナが終息したら回復しそうな株とか仕込めばいいのかな?とか思ったりしますがさてどうなる。。。
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