ブラジル証券取引委員会(CVM)は、仮想通貨取引所のバイナンスに対して非難を投げかけた。バイナンスは顧客がストップオーダー制限を回避するのを助けたという疑いがある。
非公式な報告によると、CVMは、顧客が市場での一定の価格に達した場合に自動的に注文を実行するストップオーダーを設定することを強制している取引プラットフォームに対して、バイナンスを調査している。CVMは、バイナンスが支援したと疑われる行為によって、規制当局のストップオーダー制限を回避したという報告を受け取った。規制当局は、この行為が不法行為にあたる可能性があると警告している。
バイナンスは、この問題についてコメントしていないが、他の仮想通貨取引所がこの種の問題に直面したことがある。過去には、米国取引所Coinbaseが、規制当局の承認を得ずにストップオーダーを回避するのを助けたとして、訴訟を起こされたことがある。
バイナンスは、各国の規制当局との関係の悪化が続いているようで、過去数か月にわたって監督機関から非難を受けている。先月、英国の金融行動監視機構が、バイナンスの英国支社への許可なしに金融商品を取り扱っていると非難したことで、問題が顕在化した。バイナンスはその後、英国の顧客に対するサービスを停止することを余儀なくされた。
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