VanEck、そのスポットビットコインETF申請に第5の改正を提出
2021年8月12日、投資管理会社であるVanEckは、米国証券取引委員会(SEC)に、そのスポットビットコインETFの申請に対して第5の改正を提出しました。
VanEckが米国で初めてスポットビットコインETFを提案したのは、2020年6月でした。以来、同社はいくつかの改訂を行ってきましたが、まだSECの承認は得られていません。
新たな改正では、VanEckは特にETFの価格決定メカニズムに焦点を当てています。同社は、独自の価格指数であるMVIS CryptoCompare Bitcoin Benchmark Rateを使用して、ETFの価格を決定することを提案しています。
この価格指数は、信頼性のあるビットコイン価格データを提供すると主張しています。VanEckは、この価格指数がソースとして使用され、ETFの価格決定メカニズムとして採用されることで、市場の健全性と信頼性が向上すると述べています。
これまでの改正では、VanEckはリスク全般に関する情報提供を補完するためのさまざまな措置を提案してきました。たとえば、ビットコイン市場の不正行為の検出方法について、独自のソリューションを導入することを計画しています。
また、運用会社の制限や管理監督の強化、市場損失に対する保険など、市場の安全性と保護に関する計画も含まれています。VanEckは、これらの措置によって投資家の信頼を獲得し、申請の成功に向けて前進していくと述べています。
VanEckのこの新たな改正は、スポットビットコインETFの申請がいまだにSECの承認を得られていないことを示しています。ビットコインETFの承認は、仮想通貨業界において重要な一歩となることが期待されています。
なお、SECはこれまでに多くのビットコインETF申請を却下してきましたが、市場が成熟し規制環境が整備されるにつれ、今後の申請の成功可能性が高まることが予測されています。
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