米商品先物取引委員会(CFTC)は、取引とデリバティブの規制が違反されたとして、取引量が世界一の仮想通貨取引所であるバイナンスと同社のCEOであるチャン・ペン・ジャオ氏を提訴した。米政府機関は3月29日、発表した。CFTCは、2021年7月以降、Binanceと同社のCEOが、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などの仮想通貨のスワップ、先物取引、オプションなどを取引できる一種の金融派生商品取引プラットフォームを運営していたと主張した。Binanceは、当初、同社が対象とする規制対象外地域に限定的なサービスを提供するつもりであると公言していたにも関わらず、米国市民にサービス提供を行っていたという。Binanceは不正行為を否定しており、CFTCの措置によりマーケットは急落した。CFTCは裁判所に対し、更なる不正行為の防止、金銭的な罰則、取引および登録の禁止、収益没収と審理を要求している。
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