昨日、22日(水)に中期計画策定についてのIRを発表したレカムについて取り上げたいと思います。
まず一週間前に発表された決算を見ていきたいと思います。
売上高は、27年度が37億1800万円に対して、今年度は44億2100万円へと前年度比18.9%↑を果たし、営業利益も△6400万円から1億2400万円、経常利益も△6700万円から9700万円へと大幅な黒字転換を果たしています。
そして、親会社に帰属する当期純利益も前年度△5960万円から8840万円へと黒転し、100株につき1円の配当も復活しました。
そして各財務諸表も良化しています。
キャッシュフローは営業活動が+、投資活動が-、財務活動が+と、積極的投資の特徴が出ており、これからの更なる成長を予感させます。
決算報告を見る分、本業の情報機器リース業は停滞しているようですが、その分新たに始めたBPO事業が前年度比88.6%の急成長を遂げており、調子がいいようです。
BPOとはbusiness process outsourcingの略称で、どの企業でも同じようなノンコア業務(利益を生まない事業)を集約し、システム化して請け負うことで、請け負う会社側(この場合だとレカムですね)のコア業務としているわけです。
BPOはこれまでのように、単純に業務をアウトソーシングして工数を減らすだけではなく、企業の業務強化や収益向上を支援する戦略的なアウトソーシングを実現するのがBPOです。このBPO事業はこれからのレカム成長の要にかもしれません。
他にも海外事業法人が4月の大連に続き、上海支店をオープンし日系企業にたいしての情報機器リース業やLEDなどのエコ機材の販売が、前年度比87.3%の大幅な躍進を遂げています。
加えて、株式会社エフティグループ<2763>との資本業務提携により、環境関連商品の供給および海外事業展開の相互協⼒により、中国およびASEAN地域での事業を加速していくようで、更なる成長が期待できますね。
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