どうも、最近は核ミサイルだの東芝の巨額損失など、暗いニュースが多いですね。そんな中さらに追い打ちをかけるニュースが入りました。
日本郵政が巨額の減損を出して大赤字になったというニュースです。これを受けて日本郵政の株価は大幅に下落しました。
はい、でました。減損による巨額損失。東芝といいシャープといい日本郵政と言い、高度経済成長期の日本を支えた大企業が次々と没落していく様は、現在の日本の低迷を感じさせます。
んで、日本郵政が数千億の巨額な減損赤字の原因はというと、オーストラリアの買収した企業が大赤字を出したことにあります。
そして、このオーストラリア企業の買収を行った時期に就任していた社長が、西室泰三氏という人物です。この人興味深いことに東芝も96~00年にかけて社長を務めています。
歴任した大企業が、2つとも同じような状態を引き起こすなんて、この人は疫病神かなんかですかね?それともこの人自体に責任があるのかどうなんでしょうか?そう思って調査してみました。
西室泰三氏の経歴は?
西室泰三氏の経歴はこんな感じです。
1935年 山梨県生まれ(82歳)
1961年 慶応義塾大学経済学部卒業
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東京芝浦電機株式会社入社(現・東芝)
1996年 東芝 代表取締役社長
2000年 東芝 取締役会長
2005年 東京証券取引所取締役会長
2005年 東証ジェイコム株大量発注ミス事件の責任を取り同社社長を辞任
2009年 東京証券取引所グループ 取締役会長
2013年 日本郵政取締役兼代表執行役社長
2015年 ゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長
日本郵政が海外企業を6200億円で買収
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2016年12月 東芝不正会計処理問題発覚
検査入院→東芝・日本郵政共に退任2017年4月 日本郵政が巨額の減損を計上
とまあ、経歴はまさにお偉いさんのそれです。
慶応から東芝に入り、たたき上げで社長になったんですね。東芝とゆうちょは置いといても、東証も取締役に就任したとたん空前絶後のジェイコム誤発注事件が起きていますし、やはりなにか持ってるんですかね?
そして、東芝がアメリカの企業を買収して赤字転落したことは有名ですが、日本郵政もオーストラリアの企業を買収して今回巨額の赤字を出しました。この2つとも買収時期に、社長は西室泰三氏が関わっていたのです。
これは叩かれてもしょうがないですね。しかも、西室氏は東芝の社長になる前に、東芝アメリカの副社長を勤めていて、アメリカの財界にも繋がりがあり、経歴的にもWH(ウェスチングハウス)買収に一枚噛んでいたのはほぼ明白でしょう。
一応買収を決定したのは当時の西田社長ですが、西室氏は社長を退いた後も名誉顧問として東芝内に院政を敷き、社内で慶応VS東大の派閥争いを起こしたことも有名です。なのでWHの買収もほぼ間違いなく西室氏に責任があると言えます。
そして今回の日本郵政のオーストラリア企業の特損にしても、時価総額2000億円の企業を6200億で買収して、※のれんが4000億ってもうアホかという話です。
どこに時価総額の3倍もかけて買収するアホな意思決定ができるんですかね・・・.。多分時期的に日本郵政の上場にあたってのパフォーマンスだったんでしょうけどあまりにもお粗末すぎます。
※のれんというのは買収先の時価総額と買収額の差額をその企業を時価総額以上に買収して得られる金以外のメリット(その会社の名前やブランド)の価値として計上されるものです。
西室氏に責任があるのは状況的に明白ですが、当の本人は病気療養(82歳だし足に前から持病があるので仮病ではなさそうです。)していて、真相は闇の中です。
追記17/10
先日お亡くなりになりました。
いらっしゃい。
ちょっと奥のほう詰めてもらえますか?
やっぱ言うなら今ですよね。
ですよねー pic.twitter.com/4xkV2YCReg— ○イジー (@daisycutter7) 2017年11月28日
まあシャープ然り東芝然り、慶応閥が会社を潰すっていうのはある意味本当かもしませんね。
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