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会社四季報の見方①~見出しとコメント

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会社四季報とは?

 

 

 

会社四季報は、東洋経済社が刊行している日本国内において最大のシェアを誇る企業情報誌です。四季報の最大の特徴は、『上場している全企業を網羅している』という点にあります。

 

また3か月に1回記事の見直しがおこなわれることもあり、内容は見やすくコンパクトかつ情報の精度が高いことから日本の投資家だけではなく、海外の投資家からも『Toyokeizai Yosou』として注目されています。

 

 

四季報で注目すべき項目

 

会社四季報でもっとも注目するべき項目は『コメント』と『業績予想』の欄です。四季報のコメントは、上場企業のほぼすべてを網羅している反面、1つの企業に割かれている文字数はコンパクトになっていますが、情報がギッシリ詰まっています。

 

コメントはまず「見出し」が大事で、ある分析では「増益」や「黒字転向」みたいなポジティブな事が書いてあれば、株価は上向きになると言われ、反対に「赤字」とか「営業利益減少」みたいなネガティブなことが書いてある場合は株価は下落するという結果も出ているそうです。

 

このコメントがポジティブな内容だと株価が動意付くこともあるので、このコメントには3か月に1回注目が集まります。

 

会社四季報のコメント・見出しは投資に有効なのか? 

 

 

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そして、『業績予想』は120人以上存在する会社四季報の担当記者がそれぞれ担当企業に取材して、大風呂敷だったり控え目だったりする企業の業績予想のクセをくみ取りできるだけ正確な数字にしたものが掲載されます。この数字には非常に信頼がおかれヤフーファイナンスの予想PERも四季報の業績予想が使われていたりします。

 

 

見出しとコメント

 

四季報の見出しのイメージは↓のような感じです。

 

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業績欄の見出しの「増益」や「減益」は、その企業の前期実績や前の四季報予想に対してどう変化するかという視点で書かれています。他にも配当の増減も株価に大きな影響を与えます。

 

ですが、コメントが「増益」でも必要な経費を先送りして利益を捻出している場合もありますし、「減益」でも積極的な投資による前向きな減益だったり、根本的にまずい減益もありますし字面だけで捉えていいものでもありません。

 

そしてコメントの内容は、その企業の主要セグメントごとの動向が基本で、特損や配当について何かあればその都度記載されます。ですが、会社四季報の元担当が言っていたこととしては、中小企業などの投資家の注目が低い企業は新人みたいな経験の浅い記者が取材していることもあるそうなので、中小企業のコメントや業績予想は鵜呑みにするのではなく、ある程度疑って自分で判断する必要があるように思います。

 

そして、「業績欄」の後ろがその企業の中長期的な成長について書かれた「材料欄」です。この「材料欄」にはこれから先の企業の収益に影響を与える項目やその企業が取り組んでいる新プロジェクトや中期計画・株式発行数の動向について触れられています。

 

具体的には、海外への店舗展開や新たな設備投資や新規事業のことや、下向きな企業なら読者目線で企業の抱える問題点などが指摘されていたりします。株価を左右する要因には、今期と来期の見通しだけではなく、「材料」もあり、これも会社の成長力を分析するには重要なファクターと言えます。株式市場では単に利益だけではなく、こうした「材料」も株価の変化する要因となるので要チェックと言えます。

 

会社四季報の使い方と読み方

 

四季報の使い方は色々ありますが、ある有名投資家の方法としては見出しの中でも「最高益」や「続伸」と言ったポジティブな中でも特に評価の高い見出しがついている企業をピックアップするというものです。

 

加えて最近では四季報ワイド版というもので、発売元の東洋経済社さんが「急回復」などの株価的にサプライズを起こしそうな銘柄をピックアップしていたりもするので、それも要チェックです。

 

そして、株式投資だけではなく就職活動においても会社四季報は企業の概要を把握するという点で重宝されています。

 

 

 

 

 

 

 

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