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【暗号通貨】ビットコインの「デジタルゴールド」としての可能性

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皆さん、こんにちはBaki(@dmjtmjtk)です。今回はビットコインのデジタルゴールドとしての可能性についてつらつらと書いていこうと思います

 

デジタルゴールドの必要性

 

なぜ昨今ゴールドやビットコインの需要が高まっているのかという話ですが、全ての発端は中央銀行による金融緩和にあります。金融緩和とはざっくりいうと中央銀行に金利を下げることで不景気時に市中に供給される通貨の量を増やすことで経済を刺激する政策で、具体的には中央銀行が紙幣を発行し株や債券などの金融商品を購入することで株価・経済を下支えるすることです。

 

これまでの金融緩和政策は不況から脱却し景気が好転すると金利を上げることで市中に流通する通貨の供給量を減らしていました。しかし、リーマンショック辺りから世界経済は慢性的な経済成長の行き詰まりを見せ始め、各国の中央銀行がそれを脱却すべく大規模な金融緩和を継続していました。

 

日本だとアベノミクスがその金融緩和策にあたるもので、これにより日銀は金利をゼロからマイナスまで下げ、日経平均を日銀自らがETFを購入することで景気を下支えするという政策を実施していました。そんなところに2020年に新型コロナが流行しロックダウンにより各国は更なる不況に陥ったことで、各国の中央銀行はリーマンショックのような不況をなんとか回避するためにこれまでにない規模の金融緩和を行っています。

 

これまで無制限な規模で中央銀行が通貨を発行すればハイパーインフレになることが危惧されていたのですが、今回のコロナショックの場合は世界の中央銀行が一斉に紙幣を擦っているため、紙幣の単位当たりの価値はすさまじい勢いで希釈されていますが、為替・ドル円のような政府紙幣と別の政府紙幣との相対価値を比較した場合そこまで大きな変化は起こっていません。

 

ですが、政府紙幣は凄まじい量で増加しています。その結果何が起こっているのかというと紙幣1枚あたりの価値の希釈され、結果的に総供給量が(あまり)変わらないとされている金やビットコインの価格が上昇しています。

 

この流れは今に始まったことではなく、市中に流通する紙幣の量はコロナショックで爆発的に増加しましたが、それまでもジワジワと増え続けており日本円の価値は金に対して過去20年で5分の1去100年で20分の1になっています。

 

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政府紙幣のインフレは所持してるお金の額面は変わらないので、投資や為替での損失と比較してその実質的な価値の低下に気付き辛く、盲点になりがちです。そうでなくとも昨今は定期預金も低金利なのも相まって、自分の資産を日本円で保有して日本の銀行のみにお金預けるのも長期的に見れば結構なリスクだと思います。

 

加えて、各国の政府はコロナや不況の際に財政出動して金融緩和を行ってきた結果、今や世界の債務は20年で約4倍に膨らんでいます。特にアメリカはコロナ不況への対策として10兆ドル(1000兆円)超の経済刺激策がとっています。

 

2000年にGDPの約2倍の62兆ドルだった累積債務は、2020年初頭には247兆ドルとなりGDPの3倍になりましたが今もどんどん増え続けています。その結果米国に存在するお金(現金+預金)の27%は2020年に刷られたものと言われています。

 

また国際通貨基金(IMF)が2020年10月に公表した世界と各国の財政状況に関する報告書で、2020年の世界全体の政府債務残高が国内総生産比で98.7%と、過去最悪に膨張すると予測。コロナに伴う経済対策が主な理由で、各国の財政状況は急速に悪化しています。

 

そうでなくともコロナが流行する以前から世界の累積赤字はドンドン増え続けており、政府紙幣の価値が暴落するシナリオは現在進行形であったわけですが、今回コロナがこれを加速させたことによって以前にもまして、通貨のインフレに対する対策として発行量が変わらず単位当たりの価値が変化しないビットコイン・ゴールドが安全資産として注目が高まっています。

 

関連記事:ビットコインが世界の準備通貨となる可能性=The Price of Tomorrow著者

 

インフレ対策としてのビットコイン

 

こういった政府紙幣の単位あたりの価値の希釈による損失への対策は株を購入しておくことです。以前のエミン氏が米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する 令和時代に日経平均は30万円になる!と冗談半分で言っていましたが、この勢いで金融緩和を続けていくとこれはそう遠くない未来で起こりえるかもしれません。現在コロナによる景気は悪いはずなのに株価が上昇しているのは株価が上昇しているのではなく紙幣の価値が暴落しているのだと考えています。

 

関連記事:調整の後、数年バブルが継続する:スコット・マイナード – The Financial Pointer®

 

他にも上述したような金、そしてデジタルゴールドといわれるビットコイン(BTC)もアリかもしれません。まあビットコインはビットコインで採掘報酬の半減やテザー問題など個人的には致命的に思えるリスクがあるのですが、現状それは市場的に気にされていないですしあらわになるのも数年後の話だと思うので、今のところはビットコインが安定なのかなと思います。

 

ビットコインとアメリカ株は本当に「今株を買えば絶対儲かる、好決算の株は更に大きく儲かる」っていう認識共同幻想が成立しているのだと思います。これはアメリカが中国と戦争して負けるとかしない限りないと思います。自分はビットコインについては政府がガチガチに規制で制限してくると思っていたのですが、昨今のPAYPALや企業がビットコインを購入している流れを見るにビットコインは通貨としては認められませんでしたし、その取引処理性能を獲得することは今後ないでしょうが、デジタルゴールドとして認められたのかなと思います。

 

関連記事:

 

そういう意味ではリバタリアン的なビットコインの革命は失敗したとも言えますが、ビットコインの価値は政府の犬となることで担保されることになったという事なのかなと思います

 

終わり

 

先進国の中でも米国は紙幣の価値希釈によるインフレをうまく活かして経済成長してきました。その結果30年前に30万ドルもあれば買えたマンハッタンのマンションは、今や100万ドルを大きくこえています。 誰が一番損をしているかと言えば、資産を保有していない層です。そして、この現金以外の資産を持つものと持たないものの格差がより加速しているのが今のインフレ社会です

 

日本の場合これまではサラリーマンの所得も通貨のインフレに合わせて伸びてきていましたが、バブル崩壊から非正規労働者が増え所得が上がりにくくなった令和の日本においてはインフレによる現金しか持たない層と金融資産を持つ層の金融格差がますます大きくなっていくでしょう。

 

 

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ゴールドの時価総額は、 今年8月頃で約9兆ドル(約940兆円)です。 Bitcoinの時価総額はまだ約30兆円程度(1BTC=150万円換算)です。グレイスケールのビットコイン投資信託の取引量(上図)を見ても分かるように機関投資家も買い始め上場企業も買い始めアメリカに経済制裁された国も使い始めてきた。 長い目で見れば時価総額の伸びしろはまだあると考えています。

 

 

 

 

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