米国司法省が、暗号通貨取引所、DeFi(分散型金融)ミキサーを取り締まる取り組みを強化している。
8月6日のカンファレンスに出席したブライアン・カレン長官は、米国当局が暗号通貨取引所やDeFiミキサーに注目しており、暗号通貨関連の資金洗浄やテロ資金調達に携わっているプレーヤーを取り締まろうとしていると述べた。
カレン長官は、「米国司法省は、情報収集能力と新たなツールを駆使して、暗号通貨関連の犯罪行為を取り締まるために、積極的に取り組んでいる」と述べた。
また、長官は、暗号通貨とブロックチェーンに関連する金融犯罪に取り組むためには、民間企業や国際機関との協力が必要不可欠であるとし、例えば、フィンテック企業の規制当局との協力関係を深めることが重要だと呼びかけた。
この動きは、暗号通貨取引所やDeFiミキサーが、匿名性を高め、不正な資金洗浄やテロ資金調達に使われるリスクが高まっているため、当局の関心が高まっていると考えられる。
先週、米国の上院は、暗号通貨取引所やカストディアンを規制するための規制枠組みを含むインフラストラクチャ法案を承認したばかりである。
この法案は現在、下院に送付され、承認された場合、暗号通貨業界に多大な影響を与えることになる。
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