ピーター・シフは、深刻な財政危機が迫っていると警告：銀行の失敗は始まりにすぎない

ピーター・シフ氏は、銀行の崩壊が始まり、近い将来、金融危機が発生することを警告している。

ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどの大手投資銀行が最近、COVID-19感染拡大を受けて、大幅な損失を出している中、シフ氏はこの崩壊を「単なる始まり」だと説明している。

シフ氏は、今後数か月以内に銀行の不良債権問題が再燃し、さらに多くの銀行が倒産すると予想している。また、政府がリセッションを防ぐために不況対策に乗り出した場合、その結果は失敗に終わり、経済状況を悪化させるだけだと警告している。

シフ氏は、何年にもわたる金融政策のミスにより、金融システムが壊れ、それが世界中に影響を与えることを予測している。彼は、「破産法を改正して、銀行を解体していくことが必要だ。世界中の多くの国が金本位制を復活させているのは、これが理由だ」と述べた。

シフ氏は、金融システムの崩壊が起こった場合、世界の人々は金を必要とすることになるため、ビットコインや仮想通貨は価値が上昇すると予測している。彼は、「金は唯一、価値の存続という要素を持っている。ビットコインもそれに似たような存在だ。これらのアセットは、選択の余地があるうちに入手することが肝要だ」と述べた。