韓国の暗号通貨ベンチャー企業、テラの創設者であるクオンは、セルビアのブロックチェーン企業に関与したとして、セルビア当局から引き渡しを求められていることが明らかになった。
セルビア当局は、7月に発行した報告書で、クオンがインターナショナル・ブロックチェーン・リサーチから派生した別の企業であるWETRADEに関与していたと述べている。報告書によると、同社は「未承認の証券取引所」を運営しており、クオンはその取締役会の一員だったとして、セルビア当局から引き渡しを求められている。
テラは、韓国の中央銀行と提携し、韓国内で支払いを行うための暗号通貨を発行するなど、韓国暗号通貨業界で注目を集めている。しかし、今回の事件がテラのイメージに影響を与える可能性がある。
これに対して、クオンは、「私自身やテラには、WETRADEに対する法的責任はありません。私自身の行動は法的に正当であり、この件に対して透明な説明を行っています。」とコメントしている。
引き渡しに必要な手続きについては、まだ詳細が明らかになっていないが、クオンはセルビアに行く意向はないとして、この問題に対して弁護士を雇う準備をしている。
コメント