SECが「暴れん坊の暗号通貨」と賞賛するプロメテウス、ウィンクルボスが攻撃
米国証券取引委員会(SEC)が、規制の対象となっていない仮想通貨取引において、プロメテウスが重要であると賞賛したことが発表された。しかし、キャメロンとタイラー・ウィンクルボスのような多くの人々は、この発表が仲裁規制につながるおそれがあると懸念している。
そもそも、プロメテウスは、SECが未承認プラットフォームのトークンセキュリティであると定義したリンクツークトーケンを含むトークンを取引できるプラットフォームである。SECは、このプラットフォームが現在、規制されていない暗号通貨取引の分野において特に重要であることを認めている。
SEC委員会メンバーのHester Peirceは、先週末にCoin Centerの年次イベントでの講演で、暴れん坊の暗号通貨を讃え、暗号通貨業界の将来についての高い期待を表明した。彼女は、「規制当局が暗号通貨やブロックチェーンテクノロジーをどう扱うかに関して、業界に非常に強い影響を与えることがある。しかし、暴れん坊の暗号通貨の世界には、従うべき規則を定める前に、業界が成熟することが必要である。」と説明した。
一方で、キャメロンおよびタイラー・ウィンクルボス氏は、Peirce氏のコメントに怒っているようだ。彼らは、Peirce氏が急進的な暗号通貨の支持者であることを批判し、SECが規制によって暗号通貨市場に大きな影響を与えていることを指摘している。
しかし、SECが暗号通貨市場に対する規制を厳密にする可能性があるなか、Peirce氏は、暴れん坊の暗号通貨が力を持つことは良いことであり、規制のために進められる多くの措置の中にあって、業界に広がる空気を変える素晴らしいものであるという立場を主張している。
それでも、Peirce氏の見解は、SECによって仲裁規制が導入される可能性があるという懸念を持つ人々によって疑問視されている。実際のところ、Peirce氏は、Mason Borda氏を含む多くの業界関係者と協力して、規制当局に暗号通貨に関する解決策を提供することを目的としたサブグループを設立した。
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