仮想通貨ファンド提供会社Bitwiseは、Bitcoin ETF(上場投資信託)の設立を取りやめた直後、再度申請しました。同社は、SEC(米国証券取引委員会)に、Bitwise Bitcoin ETF Trustと呼ばれる新しい申請書を提出しました。
先月、BlackRock社がBitcoin ETFを設立するための申請書を提出したことが報じられた直後、Bitwiseは自社の申請書を取り下げたと報じられました。しかしながら、Bitwiseの最新の声明によると、同社は引き続きBitcoin ETFに関する信念を持ち続けているようです。
BitwiseのCEOであるHunter Horsleyは、設立をめぐって行われた審査について、次のように述べています。「私たちはSECから多くのフィードバックを受け、Bitcoin市場の整合性、流動性、そして保管に関するシステムが存在することを示す証拠を提供することが必要であると、再度伺いました。」
Bitwiseが取り下げた申請書は、過去12ヶ月で数百億ドルの仮想通貨市場から有効かつ適切な価格を得ることが難しいという問題に直面していたことが原因でした。BitwiseのCIOであるMatt Houganは、「私たちは、価格に関する問題を解決するために、大いに取り組んできた。そして、私たちはTitanと呼ばれる新しいプラットフォームを作成したことで、この問題に対処することができるようになりました」と述べています。
これらの課題に加えて、Bitcoin ETFをめぐっては大きな規制上の障壁も存在している。SECは過去に、Bitcoin ETFの設立に必要な条件を満たしていないとして、数多くの申請書を却下してきました。しかし、市場に対する需要が高まっていることを考慮して、Bitwiseや他の仮想通貨企業は、再度企業の正当性を証明するために、より努力していくことになるでしょう。
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