現在の仮想通貨市場
現在、仮想通貨市場は急速に拡大しており、特に仮想通貨の代名詞ともいえるビットコイン(bitcoin)に至っては、プレセール時1BTC=0.1円で売り出されていたものが、今では1BTC=30万円と単純計算で300万倍になっています。
もしプレセールの時点で1万円分のBTCを購入していれば、現在その1万円は300億円になっていることになります。株式市場では、IT革命の波に乗ってYahoo!やGoogleの株価が100倍になったのが、今でも伝説として語り継がれていますが、仮想通貨市場はそれを遥かに上回る上昇率を記録しています。
これには、株式市場自体が20世紀初頭から始まり100年成熟した市場であるのに対して、仮想通貨市場がまだ生まれて10年にも満たない未成熟市場だからという要因もあります。
このバブルのような上昇を見て仮想通貨投資を始めようと思った人は多いのではないでしょう?(もちろん私もその1人です)
ですが、仮想通貨投資で勝つ人もいれば負ける人もいますし、投資方法もスイングやスキャで細かく取引して利ザヤを稼ぐ方法、コインを買ってそのままずっと握っておく方法があります。
今回は株式投資の神様であるウォーレン=バフェット氏の投資方法から、私がオススメする仮想通貨投資との向き合い方を書いていきたいと思います。
(あくまで個人の意見なので参考程度にお願いします。)
投資の神様ウォーレン=バフェットとは?
ウォーレン=バフェット氏は、アメリカの投資ファンド:バークシャー=ハサウェイの代表であり、株式投資界で世界一有名な人物です。
バフェット氏は、数十年にわたって年率20%↑という超人的な投資成績を叩き出しており、その個人資産は2017年で約8.3兆円となっています。(ちなみに日本の国家予算が約100兆円で、この資産額はもはや小国の国家予算に匹敵する金額です。)
そういうこともあってバフェット氏は投資の神様と言われており、彼を知らない投資家はモグリと笑われるレベルで、毎年アメリカのオハマで開かれる彼の投資ファンドの株主説明会には世界でも屈指の凄腕投資家たちを始め、多くの投資家が彼の話を聞きに集まります。バフェット氏は毎年オハマで株主総会を開いていることから「オハマの賢人」とも呼ばれています。
バフェットの投資方法
バフェット氏の基本的な投資戦略はバイ&ホールドです。
つまり、株式購入して毎日売り買いするのではなく、購入した株式は年単位で保有しその株価の値上がり益(キャピタルゲイン)によって利ザヤを稼ぐという投資手法です。
バフェットはこれから伸びる銘柄を見つけ出し、長い目で成長を見守るというスタンスで、大きな成功を収めました。また2009年のリーマンショックでもバフェット氏は暴落した銘柄を買いあさり大きな利益を上げています。
彼が保有している銘柄は、コカ・コーラ、ナイキ、ウォルトディズニーといった有名企業ばかりで多い時には30%、平均しても20%以上ものリターンを数十年にわたって生み出し続けています。
彼はビジネスが良いものであると確信したとき、資金を投資して株式を保有し、会社の良い事業が順調かどうかチェックしつつバイ&ホールドをすることにより巨万の富を築き上げたのです。このバフェット氏の投資理論は仮想通貨市場においても応用することが可能だと私は思っています。
他にもバフェットからの手紙 第4版 (ウィザードブックシリーズ)も株式投資をするに当たって絶対読んでおくべきと言われている名著です。
→株式投資を始めるに当たって絶対に読んでおきたい3つの本
仮想通貨へのバフェット投資戦略の応用
仮想通貨は値動き(ボラティリティ)が激しいことからよくデイトレ向きだと言われますが、私は仮想通貨は握ったまま数年くらい放置しておくのが一番気楽に投資できると思っています。
現状の大幅な値動きに毒されて右往左往がfx大損害のセオリー。いつものスタイルでやればいつもよりとりやすい。大儲けしないと機会損失ってわけじゃない。本当の機会損失は資金を失ったとき。 と 自分に言い聞かせるw
— 774 (@muhoudemunou) 2017年11月27日
仮想通貨も株と一緒で頻繁に売買せずに長期視点でバイ&ホールドで投資するのが、メンタル的にも利益的にも一番恩恵が大きいと思います。
つまり、週足や日足といったチャートで売買を判断するのではなく、仮想通貨の中身、つまりプロジェクトのメンバーや過去の実績、どこと提携しているか、ちゃんと予定通りに開発が進んでいるのかなどに、焦点をあてて投資する仮想通貨を決めるべきだということです。
ニャンちゅうこれよく言うけど、長期保有スタイルの人は投資してるときチャート見てる時間が1番ムダ。上いくか下いくかもわからないものいつまでも眺めてるくらいなら、暗号通貨関連の本でも読んでファンダメンタル考えた方がよっぽど良いリターン狙える。
— クリプトニャンちゅう (@neko03122) 2017年11月30日
そして現在、ビットコインを始めとして数百種類ある仮想通貨の中から個人的に長期投資に向いていると思うのは、ビットコインは当たり前として、時価総額上位に位置しているビットコインキャッシュ・イーサリアム・リップル・ネムの4つです。
他にも有望っぽいのは結構ありますが、とりあえずこの4つに分散投資して2020年までほったらかしにするのが私の推奨する投資法です。
⇨【絶対上がる!】個人的なオススメ仮想通貨ランキング ベスト3
仮想通貨の価格変動にどう向き合うか?
仮想通貨はボラティリティが他の金融商品と比べて非常に大きく、株式投資をしていた方でも、その資産評価額の変動に気が滅入っている方も多いと思います。
現状の仮想通貨市場では、何もニュースが無くても平気で1日10%近くの変動はよく発生します。仮想通貨の代表格であるビットコインも17年9月には1日のうちに42万→31万→41万といった驚愕の値動きを見せました。
→「ビットコインは詐欺」のJPモルガンがちゃっかりビットコインを購入していた話
この日の値動きの激しさ(ボラティリティ)は25~30%となります。(【金融知識】ボラティリティとは?を参照)ちなみに株式市場だと日経平均が1日10%くらい変動することが、リーマンショックなどで過去に数回あったくらいです。
もし30%の価格変動だと100万投資していた場合、資産評価額が1日の間に70万~130万の推移するのです。そして、投資していた100万がなけなしの100万だった場合、この資産評価額の変動は見ていて気が気ではないと思います。
30万円と言えば普通のサラリーマン一ヶ月分の給料になります。まさに大金ですよね?会社員の方など、仮想通貨の値動きが気になって仕事どころではなくなるでしょう。そういうのだと仕事にも身が入らないでしょうし悪い結果しか生みません。
ですが仮想通貨もといブロックチェーンの仕組みとその無限の将来性を理解していれば、こんなことは起こりません。
⇨【仮想通貨】ビットコインのブロックチェーン技術は何がスゴいの?
10%の変動などそよ風にしか感じなくなりますし、30%くらい資産が減っても押し目買いのチャンスにしか見えなくなります。(SCAM(騙し)コインの場合は話が別です。)
投資との向き合い方
チャートは人間の心理が反映されている面もありますし、テクニカル分析が100%無駄だと言いません。ですが、バフェット氏に代表されるような株式市場で数倍・数十倍に資産を増やしている方に共通するのは、個別の銘柄や仮想通貨の材料をしっかり勉強していることです。
一度彼らのTwitterを見てください。5日線が~雲が~とかなんて事はほぼ呟いていません。同じように仮想通貨市場でも時価総額の小ささなどではなく、技術的に将来的に上がり目があるのかを理解することがとても大事だと思います。
空売り、FX、などの未熟な小技、中途半端なチャート分析、雰囲気のみの根拠ない過信、このような方々は確実に怯えながら買いのみでトレードするド素人よりも莫大な損失を出していることは間違いないようです…#暗号通貨侮るなかれ https://t.co/v6kWHjyhb1
— Holden Caulfield (@c_aulfield) 2017年12月7日
私が仮想通貨に投資する前に自分自身に尋ねる質問は4つです。
・自分はその技術を理解しているか?
・自分自身でその仮想通貨を使うだろうか?
・3年後にこの仮想通貨を使用している他の人がイメージできるか?
・この仮想通貨に投資する利点はあるか?
送金決済においてブロックチェーン・分散台帳技術を使用すれば、今よりも遥かに格安に送金を行うことが可能になります。
それによる送金手数料は従来の10分の1になり、これによってだれでも手軽に少額送金(マイクロペイメント)が可能になります。
これによって、いろんなビジネスが可能になるとおもいませんか?
昔は付加価値のついたポイントみたいなものは金がある企業しか作れませんでしたが、今はこんな感じで個人でも簡単に作れます。そして、今や自治体でも独自の仮想通貨を作るという動きが起こり始めています。
他にも、ブロックチェーンはマイクロペイメントだけではなく、銀行間送金などの巨額の国際間送金にも大きな役割果たすと期待されています。
実際に国際送金をしたことがある人なら分かると思いますが、国際送金って滅茶苦茶時間も費用も結構掛かるんですよね・・・。
ですが、ここでも仮想通貨を使えば送金決済が数秒で済みますし、しかも手数料は数円で済むようになります。
嘘みたいな話ですが本当です。これがブロックチェーンが革命的テクノロジーだと言われる由縁です。実際にリップルという仮想通貨はこの国際送金に今年か来年あたりには実用化される流れになっています。
⇨【仮想通貨】リップル(Ripple)とは?その購入方法と将来性について
他にもブロックチェーンは企業のデータベースの管理費用を格段に下げることができます。そういった便利な技術を企業や政府が簡単に使えるようするトークンプラットフォームを目指しているのがイーサリアム・NEM・NEO・Wavesなどの仮想通貨です。
⇨【仮想通貨】NEM(XEM)とは? 購入方法と今後の将来性について
⇨【仮想通貨】Waves(ワベス)の購入方法とチャート・将来性についてのまとめ
⇨【仮想通貨】NEO(ネオ)の特徴・価格・チャート・取引所のまとめ
まとめ
まとめるとブロックチェーンを使うことによるメリットはこの3つです。
・国際送金の低コスト高速化
・マイクロペイメントの実現
・データ管理費用の大幅削減
これらはビジネスの効率化において大きな役割を果たすでしょうし、今後実用化されればこれらに間違いなく絡む仮想通貨の価値は間違いなく今よりも上昇するでしょう。
結論としては、仮想通貨に対して技術的に理解し長期的な視点を持って投資すれば、イナゴの狼狽や一時の下げなどそよ風にしか感じなくなりますし、気楽に仮想通貨に投資することができます。
ジム=ロジャースなどの世界の大物も仮想通貨市場の規模は今の8兆円から560兆円、つまり70倍近く拡大すると予言しています。
多くの投資家は2020-2025年のために今投資することはできないので、これはものすごいチャンス!
長期投資とは
多くの人には耐えられない短期的な変動に耐え、
多くの人には予測できない長期的な未来を予測する投資です!— 仮想通貨小学生 ケン (@crypto_child) 2017年9月21日
デイトレをするなというわけではありませんが、単純に数年握っているだけで数倍、いや数十倍になる可能性のあるのが仮想通貨市場です。
そして、この激しいボラに負けず仮想通貨を握り続けるための握力は、仮想通貨に対する詳しい知識を身に着けることでしか得られません。
そしてこの仮想通貨に対する知識はツイッターの有名人のツイートを当てにするのではなく自分で専門書を読むなりして身につけなければいけないと思います。
仮想通貨、自分の信念というかリサーチして長期的に絶対上がるっていう確証ない通貨に自分の余裕が無くなる額ぶっこむと精神病みますよ
— グリップラー刃牙@株初心者が本気で儲けるブログ (@dmjtmjtk) 2017年12月8日
投資で生き残るための訓示の一つとしては自分で判断し自分で行動することです。自分で判断し行動して結果であれば成功しても失敗しても何か得るものがありますが、人の煽る銘柄やコインに手を出して損をして逆恨みするだけでは一生投資で勝つことは不可能でしょう。
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