ビットコインとは何か?
ビットコインは年々取引量が増え注目を集めています。
→【仮想通貨】ビットコイン(bitcoin)とは何なのか?その将来性と購入方法
ビットコインは円やドルのような国家が発行する法定通貨とは異なり、中央管理者がおらずインターネットを通じて取引ができる仮想通貨です。
そして、ビットコインの取引が中央銀行のような管理者がいなくても成り立つのは、ブロックチェーン技術に支えられているためです。
⇨【仮想通貨】ビットコインのブロックチェーン技術は何がスゴいの?
ブロックチェーンとは大まかにいうとP2Pによる分散型の台帳管理技術のことで、不特定多数のコンピューターにより台帳を管理しています。
管理者がいないのは不安に感じるかもしれませんが、ビットコインではPoW(Proof of Work)という仕組みを通じて、みなでビットコイン取引が正式なものかを承認する検証作業を行なうことで、安全性と信頼性を維持しているのです。
このブロックチェーン技術によるビットコインの売りとしては、①銀行を介することなく個人間で価値のやり取りができること、②発行主体が存在しないため管理者による恣意的な悪用の危険性がないこと、③分散台帳技術によるハッキング耐性の高さです。
いずれビットコインは世界中に普及し、日常の取引決済に使われることになるでしょう。(既にビットフライヤーなどの仮想通貨取引所を介してですがビックカメラなどはビットコイン決済も始まっています。)
ヘッジファンドの神様と呼ばれるビルミラーがビットコインの発明は、電気、ラジオ、インタネットの発明に匹敵すると説明。また、バブルは資金を呼び込むためには必要な過程とも。
(インデックス投資に勝るポートフォリオ運用をした人物として有名です。) https://t.co/2ZB7wfKT30— だんごご (@dingogo_12) 2018年3月1日
しかし、現時点でこのビットコインを私たちが直接使ってコンビニなどの買い物の決済で使えるようにするには色々と問題点があります。
ビットコインが抱える致命的問題点は大きく2つ存在しています。
①:スケーラビリティー問題

スケーラビリティ問題は、ビットコインが直面している最も大きな問題です。
まずビットコインのコアであるブロックチェーンは、取引の相互確認により安全性が担保されていますが、ひとつひとつの取引をデータベースに書き込むのではなく、ある程度の数の取引をまとめてブロック化してデータベースに書き込まれます。
そして現在、ビットコインは取引量の増加により今のブロックサイズでは台帳処理が追い付かなくなっており、取引に遅延が起こっています。
これの解決策には、現在のブロックサイズのまま取引記録を圧縮してブロック内の許容量を増やすか、ブロックサイズそのものを大きくするかの2つの解決方法があるのですが、理想や利権が複雑に絡み合いどちらにするか合意が出せないでいます。(これがビットコインの内部対立の元になっています。)
もちろん、このままではスケーラビリティ問題は解決しないので、もうビットコインを分裂(ハードフォーク)して2つにし、それぞれでスケーラビリティ問題に対処すると主張し始めているのです。
このハードフォークは今ビットコイン最大の関心事とも言える問題で、17年8月にビットコインはビットコインとビットコインキャッシュ(BCH)の2つに分裂しました。
そして現在のビットコインの開発はこの手数料の高騰とトランザクションの遅延を解決する気がないのが大きな問題だといえます。
B1xが最高だというなら、是非とも買っていただきたい。
B2xが仲違いでできない、BCH側に優秀な開発者が抜かれてB2xそのものがセキュリティリスク以前の問題の開発バグで動きすらしない、さらなる手数料収入が欲しいから追加の送金手法を無理に詰め込むなど、もう何の為の仮想通貨なのかわからない— Magicmax (@Mag1cmax) 2017年11月19日
②SegwitとRBFの存在

加えて現在のビットコインの開発陣(コア派/ブロックストリーム社)も大手保険会社AXAにより買収され、SegwitだのLNだのとナカモトサトシ氏の目指した本来のビットコインを全く別のものにしようとしています。
少なくともB1xを買うということは欧米系の金融に握られてる中央集権的な価値である欠陥仮想通貨であることは認識して購入してもらいたい。
別に中央集権は悪とは言わないけど、bitcoinは非中央集権なんだ。だからどこからどう見ても今のB1xはbitcoinからほど遠いものなのよね。— Magicmax (@Mag1cmax) 2017年11月19日
RBFだけは絶対に気をつけてください。
何故かニュースになりませんが、現実に何人もの人がBTCのRBFで0確認が破壊された事を知らずに百万円単位でお金を盗まれています。BTCの取引は細心の注意を!BCHの0確認は安全です。
安全な理由とそのソースは僕の過去ツイートのどこかに書いてあります。 https://t.co/0ja8NUL571— Pluton (@23pluton) 2018年3月1日
BTCでゼロ承認の支払いを取り消すデモhttps://t.co/e5gVafqUNb
通常ウォレット内で行われるBTCの手続きをブラウザで操作できるツールで再現している。
BTCの手数料を後から変更できるRBFを悪用すると支払いをキャンセルできる。BCHにRBFはない。— knj77 (@knj77) 2018年3月1日
ライトニングネットワークの危うさ
なぜ #BCH が強いのか・・・
■殆どのマイナーはライトニングなんて物を望んでいない
■マイナーがBCHに本格大移動した瞬間にBTCは終わる
■BTCはマイナーの同意なしにHF(アップデート)すら出来ない
■マイナーを敵に回した代償は想像以上に大きい
■初期の主要人物はほぼBCH派以上
— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2018年3月3日
一部の人間が独占している
ビットコインの保有分布図だけど、これ本当かな? 4.11%のアドレスがビットコイン全体の96.53%を保有している。 法定通貨の場合8人が世界人口の半分と同等の資産を持っているとか言うけどビットコインの場合もっと凄い事になってる。 pic.twitter.com/kslB9QrxWa
— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2017年10月30日
まとめ
ビットコインの理想は管理者が不在で、不特定多数でその価値を保証し合議制によって運用方針を決めるというまさに理想的なシステムですが、今の人間はこのシステムを受け入れられるほど賢い生き物ではありません。
必ず中華マイナーやコア派(ブロックストリーム社)のような欲に目のくらんだ一部の人間が出てきてこのコミュニティーを破壊してしまいます。
これは冷戦構造化の資本主義と共産主義の構造によく似ています。共産主義・社会主義も理想・理念はカネが中心の資本主義よりも遥かに高潔です。
しかし、それは一部のインテリの頭の中で描いた妄想にすぎず実現することはありませんでした。
ビットコインもまさしくその状態です。開発者のNakamoto satoshiなる人物は、ノーベル賞並の発明をしたにも拘わらずいまだに表に出てきませんし、今のビットコイン開発も有志がほぼ無償で作業を行っています。
→ビットコインの発明者ナカモトサトシと目されるクレイグ=ライト氏とは何者なのか!?
その点リップルのような、そのブロックチェーンシステムの普及がXRPを発行するリップル社の利益に繋がるような仕組みになっている仮想通貨は、ビットコインの思想に共感して支持しているビットコイン原理主義者からはかなりウケが悪いです。
しかし、現実として実用化に一番近いのはこういう人間の金銭欲に根差した資本主義に近い構造をした仮想通貨のほうが着々と実用化に向けてスムーズに進んでいます。
リップルのプラットフォームであるxrpを使って国際送金を行うリップルコンソーシアムには既に、日本でもsbiを始めsmbcやゆうちょも参加しており、他にも世界の大手銀行が名を連ねています。
ビットコインはIT革命でいうIBMのようなもので、最初は凄くてもいずれリップルというMicrosoftに抜き去られると私は考えています。
今のビットコインは非中央政権という思想に惹かれて集まった人が多く、一種の宗教みたいなものですが、古代から仏教・キリスト教・イスラム教の流れを見ても分かるように必ず方針の違いで宗派分裂しています。
現在のところ本来のビットコインの趣旨に一番近いのはビットコインキャッシュとは呼ばれる2017年8月にビットコインから分裂してできた仮想通貨で、このビットコインキャッシュはビットコインのイエス=キリストといわれるロジャー氏を始め、ビットコインを創設期から支えた人物たちに支持されており、私はこのビットコインキャッシュ(BCH)こそが本当の意味でのビットコインであると考えています。
なぜ #BCH が強いのか・・・
■殆どのマイナーはライトニングなんて物を望んでいない
■マイナーがBCHに本格大移動した瞬間にBTCは終わる
■BTCはマイナーの同意なしにHF(アップデート)すら出来ない
■マイナーを敵に回した代償は想像以上に大きい
■初期の主要人物はほぼBCH派以上
— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2018年3月3日
→【ビットコイン】マイナー(ビッグブロック派)の主張とビットコインキャッシュの将来性
追記
ビットコインの歴史についてはデジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語という本が詳しく解説しています。
こちらの本でビットコインの仕組みと作られた経緯、そしてその歴史を鑑みればビットコインキャッシュが支持されている理由がより理解できると思います。
真剣にビットコインについて真剣に理解したい方にはオススメの一冊です。
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