ビットコインの発明者「ナカモトサトシ」と噂されるクレイグ=ライト氏の経歴や人物像のまとめ

先日のSBI証券の株主総会にて北尾社長からトンデモ発言が飛び出しました。北尾社長は以前から仮想通貨リップル(XRP)の普及を推進するなど、フィンテックに代表される仮想通貨に対して非常に先進的でしたが、今回はなんと「ビットコインの発明者であるナカモトサトシと会って話をした」と発言したのです!ちなみにビットコインの発明者とされるナカモトサトシ氏は正体不明で未だ特定されていません。

北尾社長の発言の概要

” ナカモト・サトシさんと会って議論する機会がありました。この人は正真正銘のブロックチェーンの、ビットコインのInventor(発明者)だと思います。大金持ちですから、今40人位のPh.D取得者を使いながら、次々と仮想通貨の世界を大きくすることをやっている。”

北尾社長のいうナカモトサトシは誰なのか?

ビットコインの発明者であるナカモトサトシの正体は判明していません。では北尾社長は一体誰とあったのかというと、個人的に北尾社長があったというナカモトサトシは恐らくオーストラリアの発明家兼実業家のクレイグ・ライト(Craig Wright)氏だと思われます。

クレイグ・ライト氏は2016年5月、自分がビットコインの発明者であるサトシ・ナカモトだと名乗り出ました。 これを受けて、2011年にサトシ・ナカモトから後継者と指名されていたBitcoin最初期からのコア開発者であるギャビン・アンドレセン氏は「クレイグライト氏がナカモトサトシだろう」と発言し、現在はBitcoin Cash(BCH)の開発チームにいます。その際ギャビン氏は「メールのやり取りを行い懐かしさを覚えました。そして、ロンドンで彼の持つキーで署名されたメッセージを見て確信しました。」 と語っています.

クレイグ=ライト氏とナカモトサトシの共通点

ナカモトサトシ=クレイグライト氏とは100%決まったわけではありませんが、ナカモトサトシ氏とクレイグライト氏には色々と共通点があり、彼が本当にナカモトサトシなのではないか?と信じている人も一定数います。その理由の一つとしてクレイグライト氏は日本の文化に詳しいという点です。

他にも彼は方丈記などなど日本史についてかなり詳しく、かつてビットコインとビットコインキャッシュの対立を関ヶ原の戦いに例えていたりもしました。これだけ日本好きの彼なら匿名の呼称に、ナカモトサトシという日本人の名前を使ってもおかしくありません。

この他にもクレイグライト氏はビットコインを発明したと納得しかけるくらいビットコインのシステムに精通しています。ちなみにクレイグ氏=ナカモトサトシと推測される理由としては以下のようなものがあります。

「Bitcoin銀行」の設立のためにBitcoinを投資(当時のレートから計算すると、全Bitcoin流通量の1.5%の量)していた。

・2009年にビットコインの論文が発表される前にブログでその内容を公開しており弁護士にビットコインとほぼ同じ内容のシステムについての法律相談を行っている

クレイグ=ライト氏は、一時期自分がナカモトサトシだとしていくつかの証拠と共に表舞台に出ようとしましたが、コア派(ブロックストリーム社)から強い非難を浴びて身を引きました。ちなみに、この時ナカモトサトシから後継者指名をされていたギャビン氏はクレイグ氏がナカモトサトシだろうと発言した後コアからコミュニティーを追放され、現在はビットコインキャッシュ(BCH)の開発チームにいます。

クレイグ=ライト氏とBitcoinCASH・BitcoinSV

そして、クレイグ氏はビットコインキャッシュの開発に取り組んでおり、ビットコインキャッシュを真のビットコインだとして強く推していました。

<和訳>2018年はビットコインキャッシュが取引所やユーザーにスケーラビリティーのある安全な支払い決済システムとして受け入れられ伸び、今まで文書のタイムスタンプやスマートコントラクトなどのすべての「スパム」とされていたもののが復帰し、Bitcoinの古い約束(ナカモトサトシの作ったロードマップ?)が戻ってくる年になるでしょう。

しかしビットコインキャッシュは諸事情から2018年12月にBitcoinABCとBitcoinSVに分裂してしまい、クレイグ氏はBitcoinSVの開発に注力しています。BitcoinSVのSVは「Satoshi Vision」の略です。

クレイグライト氏については色々な噂がありますが、そもそも彼は暗号通信の専門家でビットコインが誕生する前の2003年に、国際的なサイバーセキュリティ研究所のアジア太平洋局長に任命されており、その際GICSR国際事務局長のRichard Zaluskiは、次のように述べています。「CraigがGICSRの理事会に加わったことを発表できることを嬉しく思います。Craigは世界で最も優秀なデジタルフォレンジック専門家の一人です。」

そしてCraigは「世界がますます相互に接続されるにつれて、世界的な安全保障への脅威は、重要なインフラストラクチャーや国際的な金融システムをターゲットにした電子システムに向かっている」と発言しています。

こういった話から分かるようにCraig氏はぽっと出の変なおっさんではなく、暗号開発のスペシャリストの1人であるのに加えて法律についても非常に詳しく、彼がビットコインという堅牢かつ合法なネットワークシステムを作ることは、そこまで不思議なことではないというかむしろ自然だとすら思えます。

クレイグ=ライト氏と北尾社長の関係性

クレイグ氏(CSW)が本当にナカモトサトシかどうかはまだ分かりませんが、ナカモトサトシレベルにビットコインに精通しているのも事実であり、個人的にはナカモトサトシ=クレイグライト氏であり、北尾社長が面会したというのは彼の事ではないかなと思っています。実際北尾社長は彼と話したあと北欧に大規模なマイニング工場を作り、すでにビットコインキャッシュ(現在はBSV)のマイニングを始めていると株主総会で発言しています。

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そして、2019年1月にはクレイグ氏と北尾社長は会食を行っていたり、クレイグ氏が働くnchainと北尾社長のSBIは、ほかにも非常に密接な関係なアピールしているので、ビットコインキャッシュはABCとBitcoinSVに分裂してしまいましたが、引き続きクレイグ氏が主導で開発を行っているBitcoinSVを応援しているものと思われます。なので、上のツイートSBIがマイニングシェアの30%を取ることを目指しているコインは恐らくBitcoinSV(BSV)のことでしょう。

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「nchain」とクレイグ=ライト氏のビジョン

クレイグ=ライト氏は研究者であると同時に会社を経営する実業家でもあり、現在彼は「nChain」というイギリスにあるウォレットセキュリティ会社で、多くの開発者が在籍するグループのチーフサイエンティストを務めています。

他にもこの「nChain」は仮想通貨のウォレット開発だけでなく、ビットコインキャッシュ(現在はbitcoinSV)の開発に関与していますし、北尾氏の発言にもあった「ナカモトサトシ氏は今40人位のPh.D取得者を使いながら、次々と仮想通貨の世界を大きくすることをやっている」という内容にも合致するので、北尾氏がナカモトサトシだと信じる人物は恐らくこのクレイグ=ライト氏だと思われます。

そしてこのnChainとSBI証券はウォレットのセキュリティーとビットコイン(BSV)の普及について戦略的提携を結んでおり、まさに北尾社長が株主総会で発言していた「ナカモトサトシ氏とウォレットのセキュリティーについて議論した」という内容と合致します。

彼のビットコインというシステムに対するビジョンと見識は非常に興味深く、スイスで行われたクレイグライト氏のプレゼン(⇒https://youtu.be/74XhvbXx_pY)で、「ビットコインのPoWによる電力消費は問題にならないのか?」という質問に対して、ビットコインのエネルギー効率は既に銀行が既存のシステムがデータベースの利用やハッキング対策などでのエネルギー消費よりずっと効率よりずっと良いと答えているほか、東京で行われた講演ではビットコインのブロックチェーンは単なるビットコインの取引データを管理する価値のやり取りのシステムではなく、取引データ以外のデータのをブロックチェーンに乗せることができるブロックチェーンインターネット(Metanet)を目指しているとしています。

そして、クレイグ=ライト氏はSegwitの入った今のビットコイン(BTC)とBitcoinSVとの共存はあり得ないとも発言しています。こういった理由から「自分はビットコイン(BTC)をホールドしておくのはあまり得策ではない」と考えています。

そうでなくとも現在ブロックストリーム社が作っているライトニングネットワークはビットコインの存在意義を根本から覆すものであり、またビットコインの将来性と本質価値を大きく棄損させる(将来無価値になるかもしれない)ものだと考えているので、ビットコイン(BTC)の長期保有はオススメしません。

100万BTCの訴訟騒ぎ

そんなクレイグ氏ですが、彼は2018年2月ある人物から100万BTC(約1兆円)の訴訟を起こされました。これいついては現在協議中なので何も続報はありませんが、彼が100万BTC(約1兆円)の訴訟を起こされた経緯を見ると、クレイグライト=ナカモトサトシ説の信頼性はかなり増してきます。

この訴状は簡単にいうとデイブ・クレイマンという人の会社がクレイグ・ライト氏に対して100万BTCの返還を求めているという内容で、ナカモトサトシというのはクレイグ氏とデイブ氏の共同名義で、お互いに大量のビットコインを保有していたがデイブ氏が病気により他界し、その際に遺族が彼のビットコインのウォレットデータを保管していたUSBメモリーを消去・または紛失してしまったことから手に入るはずのビットコインが手に入れられなくなってしまったため、共同名義であったクレイグ氏がビットコインを奪ったという事にしようとしているみたいです。

この真偽は分かりませんが、注目すべき点はデイブ氏の遺族はクレイグ氏が100万BTC(日本円にして1兆円相当)のビットコインを保有しているという体で動いているということです。もし仮に普通の一般人に5000~1兆円の訴訟吹っ掛けて勝ったとしても用意できるはずがないですしね。(民事訴訟で数百万程度の支払い命令でもバックレる人はいっぱいいます。)

ロジャー氏やギャビン氏、ウィンボルクス兄弟などビットコイン最初期にビットコインの開発に関わり、BTCを大量に保有していたことで億万長者になった人はいますが、リッチリストを見ても現在も100万BTCを持っている人はなかなかいません。今現在100万BTCを保有しているナカモトサトシのウォレットだけです。クレイグ氏のビットコインに対する深い見識や今回の騒動を考えると、自分としてはクレイグ氏がビットコインの発明者であるナカモトサトシなのではないかと思います。

クレイグ博士は本当にナカモトサトシなのか?

正確に言うと、個人的にはクレイグ博士はナカモトサトシの一部だと考えています。ビットコインの発明者であるナカモトサトシという名義はクレイグ博士とデイブ氏ともう一人の3人の共同名義なのだったと思います。そして、残りの二人は現在すでに他界しているので、実質クレイグ=ライト氏がナカモトサトシだという事になると思われます。

ナカモトサトシの正体については一人の人物だと仮定すると色々な矛盾が起こるのですが、複数の人物だったのであれば筋が通る件も多く、ナカモトサトシの正体は複数の人物の共同著名だったのではないか?という見方が現在の主流です。

まとめ

以上がビットコインの発明者であるナカモトサトシと噂されるクレイグ=ライト氏(通称:csw)についてのざっくりとしたまとめです。まあ彼がナカモトサトシの100万BTCが入っているジェネシスブロックを操作できれば、100%クレイグライト=ナカモトサトシ確定な訳ですが、それをしていないのが(本人曰く2020年まで無理とのこと)決定打にかける感じです。

ナカモトサトシについての情報は非常に少ないですが、彼が消える前のメール等を集めた”The Book Of Satoshi” を見ると彼の文体とクレイグ氏のSNSの文体は節々に似ているものがあると個人的には感じています。

”The Book Of Satoshi” は  「ビットコイン バイブル: ナカモトサトシとは何者か?」  という本で邦訳されているので、興味のある方は読んでみてください。ここにはMastering Bitcoinで触れられなかったテクニカルな話題や、ビットコインの価値についての深い洞察があり、非常に面白いです。

他にもビットコインの歴史については  「デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語」  という本が詳しく書かれており、こちらの本でビットコインの仕組みと作られた経緯、そしてその歴史を鑑みればBitcoinSVが支持されている理由が、より明確に理解できると思います。これらの本は「ビットコインの価格ではなく、ビットコインのシステムや作られた経緯について真剣に理解したい方にオススメしたい1冊」です。

まあ仮想通貨はかつての検索エンジンやOSや通信プロトコルのように現在実用化に向けて色んなプロジェクトがしのぎを削っている状態で、ビットコイン(BTCではなくBSV)、そしてMetanetというシステムがうまくいくかは分かりませんが彼の発言は非常に興味深く、クレイグ氏とnchainとBitcoinSVが今後どうなっていくかが気になるところですね。ちなみにBitcoinSVの情報については、シュウまっするさん(@muscle_kasou)  と  Ken Shishidoさん(@kenshishido)  がブログやYoutubeのチャンネルで積極的に情報発信してくださっているので、BitcoinSV(BSV)に興味のある人はチェックしておきましょう。

参考資料・URL

https://news.csu.edu.au/latest-news/science/cyber-security-research-initiative/_nocache?SQ_DESIGN_NAME=print

https://www.businessinsider.com.au/aussie-technologists-are-opening-the-worlds-first-bitcoin-based-bank-this-year-2014-2/







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