最近フィンテック関連の株を漁っていたのですが、その中でもインフォテリア<3853>という企業が中々面白そうなのでまとめておきます。
インフォテリア<3853>の概要
会社名 株式会社インフォテリア
主な事業 ソフトウェア製品の開発・販売(受託開発ゼロ)
設立 1998年9月
上場年月 2007年6月(東証マザーズ:3853)
代表者名 代表取締役 執行役員社長 平野 洋一郎
決算期 3月
資本金 11億3,846万円
所在地 東京都品川区大井1丁目47番1号
グループ会社 海外5社 米国カリフォルニア州、中国上海市、
中国杭州市、香港、シンガポール
従業員数 76名(連結) – 2017年3月31日現在
ビジョン 組織を越えたコンピューティングを実現するソフトウェアを
開発し世界規模で提供する
平野社長のTwitter:@pinahirano
ブログ:https://www.infoteria.com/jp/blog/pina/
インフォテリア株式会社は、1998年に日本で最初のXML専業ソフトウェアベンダーとして設立された企業で、事業内容はソフトウェア開発が中心です。
最近はブロックチェーン技術を用いたフィンテック関連事業に乗り出しており、IT時代におけるトレンド企業であると言えます。
インフォテリアは2017年に次世代を担う新製品2製品「Platio」と「Gravio」を出荷しており、この2製品は、「デバイス」(モバイル機器やIoT機器など)に対応した新たな繋ぎを提供する製品です。
企業におけるIoTデバイス活用はまだ黎明期ですが、これからIoTはあらゆる企業、そして私たちの生活の中において欠かすことのできないインフラになっていくと確信しています。
昨今の業績と財務
中期計画
https://www.infoteria.com/jp/wp-content/files_mf/1463141685ipr160513_07.pdf
年内に50の自治体目指す。
1契約で月20万×50社で月1千万売上。プラティオだけで年間1.2億売上寄与。
他含めて主力製品4つあるからね!
ストックビジネスの強みは右肩上がり。インフォテリアの成長率は年20〜30%前後で永遠と続く!いずれ時価総額1000億軽く超えるよ https://t.co/G3igbYOfom— 温株@インフォテリアHD (@yoshi7373) 2018年2月5日
予想株価と将来性
2016年から2017年に掛けては株価は600~800円のレンジで推移していたのですが、17年6月に株主総会において世界初の株主決議に電子投票によっての採決に成功しました。
加えて、同年7月にインフォテリアが主導する円と等価値の仮想通貨「Zen」のプロジェクトの実証実験開始したことから株価は大きく動意付き現在は1500円付近を推移しています。
チャートだけみれば上がりすぎと言う人も多いと思いますが、未発表のプロジェクトもあるようですし、長期的に見ればまだまだ買い場だと個人的には見ています。
ただ現在よくつかわれている株価指標であるPER・PBRから株価と財務を見ると正直期待先行な感じは否めないため、この先株価が上がる可能性は高いですが旨味は少し少ないかなーという気もします。
(個人的にはビットコインに代表される仮想通貨を買った方が将来性と上昇率が高いと思うのでたまに株式の記事も書いていますが現在はそっちの方にもっぱら夢中です。)
財務を見ても常に研究開発費に予算をつぎ込んでいますし、これからの時代にも大きく遅れるということも無いかなと思われます。
個人的にはなによりブロックチェーン技術に関連しているというのが大きいです。
ブロックチェーン技術の産物であるビットコインは世間でまだ胡散臭いイメージですが、ブロックチェーン自体は革命的テクノロジーなのです。
⇨【仮想通貨】ビットコインのブロックチェーン技術は何がスゴいの?
これを使えば今後、インターネットが出来てAmazonのようなネットショッピングサイトができたように今よりも多様なビジネスが生まれることが想像されますし、この波にインフォテリアも乗っていくと私は思っています。
⇨【仮想通貨】ブロックチェーンが作るトークンエコノミーの社会
仮想通貨Zen
インフォテリアの株価材料として仮想通貨Zenの存在があります。Zen自体は1ZEN=1円の価値の安定(ペッグ通貨)を目指した仮想通貨で、ICOの仮想通貨のように値上がり益をねらうものではありません。Zenは現行貨幣の円をデジタルマネー化することを目指しています。
そして、このZenは日本政府にも注目されている仮想通貨であり、インフォテリアのこれからのさらなる成長を予感させてくれます。
インフォテリアの平野社長のツイート
『ZENが正式に金融庁に登録された』
『これからもどんどん』株価宇宙やんけ(笑) pic.twitter.com/kPBwxifTM1
— Prospector N (@2020okuru) 2017年9月30日
このZenが成功すると円を電子化できるため電子マネーよりもより便利なデジタルマネーを発行することが可能となり、商取引がより円滑になります。
ブロックチェーン技術の売りは、低コストかつ高いセキュリティーによってあらゆるものを電子化するという点にあります。
これによって紙の書類や選挙すら電子化することができます。また不動産の契約などもスマートコントラクトという技術で契約を自動履行することができるようになります。(これを売りとしているのがイーサリアムという仮想通貨です。)
→【仮想通貨】イーサリアム(Ethereum)とは?将来性・チャート・購入方法のまとめ
この仮想通貨Zenは、インフォテリアが出資しているテックビューロが運営している仮想通貨取引所Zaifで現在実証実験が行われています。
→テックビューロがジャフコとインフォテリアから総額約16億円の資金を調達!!
テックビューロはベンチャーキャピタルの老舗であるジャフコなどからも資金調達を行っており、仮想通貨NEMをベースとした独自のブロックチェーン技術により非常に注目されています。
→【仮想通貨】NEM(ネム)の今後の将来性・チャート・取引所・購入方法
IoT社会に向けた取り組み
着々と。IoT連携も。【報道発表】データ連携シェアNo.1「ASTERIA WARP」の新バージョン提供開始〜クラウドサービスとの連携機能を強化しオフィス業務の自動化や働き方改革を推進〜 #インフォテリア #ASTERIAhttps://t.co/512rlhGWUt
— Pina Hirano (平野洋一郎) (@pinahirano) 2017年12月14日
#インフォテリア が「テレワーク先駆者百選」に選ばれました!モバイル+ #Handbook で在宅に限らず、生産性の上がる場所でのテレワーク。これからも推進していきます。https://t.co/VMxRnYjTA1
— Pina Hirano (平野洋一郎) (@pinahirano) 2017年12月26日
終わり
このようにインフォテリアはこれから来るブロックチェーンを始めとしたフィンテックやさらなるIT革命分野において日本の企業の中で数少ない健闘している企業だと思うので、利益度外視でこれからも応援していきたい企業です。
→日本は世界一遅れた国に衰退しつつあるという現実をデータで見てみる
インフォテリアは既に注目され株価的にはPERが高すぎたり、機関投資家が信用取引で手を出しているので、あまり旨味がない感じはしますが、長期的に伸びる可能性の高い良い企業なのには間違いないと思っています。
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