日本は世界一遅れた国に衰退しつつあるという現実をデータで見てみる

最近、YOUは何しに日本へ?など日本のナショナリズムを掻き立てる番組がよくテレビでやっていますが、個人的にはこのナショナリズムの持ち上げる風潮は経済の後退を示すものだと非常に危機感を感じています。

というのも国民性の持ち上げるという行為は、国においてそれ以外にポジる(賛美する)点がなくなったときの最後の切り札だからです。これは過去の第二次世界大戦のドイツや日本などで顕著にみられる歴史的事実です。

どれくらい日本経済は衰退しているのか?

安倍首相が2012年から開始した「アベノミクス」よって就職率の上昇しこの経済政策は成功したと報道していますが、まず就職がいいのは氷河期に正規雇用を行わなかったために人材がスカスカになっているからです。

だから採用しなければ、会社に人がいなくなってしまうので仕方なく取っているだけで景気がいいわけなくアベノミクスは失敗という他ありません。

実際、アベノミクスの3本の矢の一つである異次元金融緩和を行った日銀の黒田総裁は「異次元金融緩和は失敗だった」と認めています。

これを数値でみるために、まず各国の国力を示すGDPを見てみます。GDP(国内総生産)は国の中でどれだけの財が生み出されたのかを見る指標であり、経済が活発であるほどモノが売買・消費され金が循環するので、その数値は大きくなります。

現在日本のGDPは世界第3位です。

*1位 アメリカ(17兆9469億ドル)
*2位 中国(10兆8664億ドル)
*3位 日本(4兆1232億ドル) 

あっというまに中国に2.5倍差つけられ・・・そして日本のGDPは1990年代にはアメリカの7割以上、中国の実に8倍以上ありました・・・

参照:2015年のGDP (世界銀行発表)http://databank.worldbank.org/data/download/GDP.pdf

核ミサイルだのテロだのと騒いでいますが、世界経済は毎年緩やかに成長しているので、GDPは基本的に右肩上がりです。

ですが、日本のGDPは1990年代初頭のバブル崩壊以降、ほぼ変化していません。つまり日本だけがインフレせずにずっとデフレ状態(デフレスパイラル)にあり、これは異常事態と言えます。

その一方で日本以外の外国のGDPはこの20年間で約20%上昇しており、結果として日本は相対的にめちゃくちゃ衰退しています・・・

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見て分かるように、現在日本のGDPは世界第3位ですが数年前まで下だった中国に悠々と抜かれドイツやフランスあたりのヨーロッパの国々に追いつかれそうなところになっています。

これをみても他とまだそこまで大差ないじゃん?と思う方もいるかもしれませんが、労働環境を考えてください。

夏休みに1か月近くバカンスが取れて、サービス残業なんかしなくて、「人生は楽しまなきゃね―」とすぐに遊びにいってしまう人々ばかりのヨーロッパの国々と、週5.6日電車に揺られて毎日残業という劣悪な環境で、働き詰めの労働者ばかりの日本が生み出している財(GDP)が大して変わっていないのです・・・。

ちなみに1995年を100とした2015年の世界主要各国のGDP推移もこんな感じです。これが一番日本のヤバさが分かると思います。

   1995年 2015年
中国  100  2001.56
韓国  100  322.14
米国  100  301.71
英国  100  298.35
イタリア  100  199.75
ギリシャ   100  180.65

日本  100  99.31  ←1国だけマイナス成長

このようにGDP自体はまだ3位ですが20年前との伸び率で考えると日本はこの20年何も変わっていないのです。他の国が成長している中、何も変わっていないどころかGDPが減少しているのは、誇張表現でもなく日本は衰退していると言えるのはではないでしょうか?

また名目GDPの成長率に関しても日本は主要100ヵ国の中で、唯一マイナスであり最下位となっています。(ちなみに日本のすぐ上はリビアです。)

他にも各国と比較した年収推移でも日本はかなり下に位置しています。

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そもそも平均年収自体が、全盛期の450万から350万に100万近く減少しています。この20年間仕事量は増えて休みも減っているのに年収は100万近く減っているってホントアホみたいな話です。

他にもエンゲル係数(所得のうちどれだけ食費に回されているかを表す指標)の上昇も貧困化の傾向だとして問題視されています。

エンゲル係数の上昇はアベノミクスの失敗を意味するのか?

そしてこのGDPを視覚イメージで表したものがコチラ↓で、見ていただければ危機感を肌身で感じると思います。

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