SBI北尾社長の語る、仮想通貨リップル(XRP)による今後の事業展開

2017年9/19~22の4日間、フィンテック(金融×テクノロジーの融合)をテーマにしたイベント「FIN/SUM WEEK」が日本で開催されました。

文字に起こすと上みたいな感じですが、見たらわかるように結構長いのでざっくりまとめます。

分散台帳技術を用いた送金革命

SBIはリップル社に出資しており、リップル社の発行仮想通貨であるXRPの約11%を保有中、ほかにも、資本比率6:4で「SBI Ripple Asia」を設立。この「SBI Ripple Asia」は内外為替一元化コンソーシアムの主催企業です。

ざっくり言うと、内外為替一元コンソーシアムは、以下のことを実現を目指している企業群プロジェクトです。

1.国内外の送金コストの削減
2.24時間リアルタイムの決済
3.決済インフラコストの削減
4.顧客の送金手数料の削減

この内外為替コンソーシアムにはすでに61行の金融機関が加入。メガバンク3行、ゆうちょ銀行、農林中金など大手金融機関も参加しています。海外国際送金に関しては、SBIレミットとタイのサイアム商業銀行の間でリップルソリューション(ILP)を使用した国際送金の実験を成功させ、日本と韓国の間でも国際送金も既に試験中であり、ILPだけではなく仮想通貨であるXRPを用いた国際送金も予定されています。

仮想通貨XRPの利用意図


ILP(リップル社の分散台帳技術)では国際送金コストを33%しか削減できないが、仮想通貨XRP使えば、国際送金コストを60%削減することができます。

ビットコインと比較してXRPは、決済までの時間が900分の1で、1秒あたりのトランザクション件数(処理速度)は250倍以上、平均取引コストは1600分の1です。これはXRPを用いることがいかに効率が良いかを証明しています。

よくILPは使用されるがXRPは使われないという意見の方がいますが、ILPに一番マッチする仮想通貨は同じリップル社の作っているXRPであり、ILPの普及≒XRPの普及だと私は考えています。そして、SBI証券は子会社にSBIレミットという国際送金を主業務とした会社が存在します。

 マイニング会社「SBI crypto」の設立

他にもSBIでは、リップル(XRP)だけでは他の仮想通貨のマイニングも行っており、ビットコインキャッシュが発表される直前の2017年8月に、マイニング会社「SBI Crypto」を設立して、ビットコインキャッシュのマイニングを開始しています。

※ビットコインキャッシュ = 8月にビットコインから分裂して生まれた新しい仮想通貨。ビットコインのブロックサイズ(送金情報の入った箱)が1MBなのに対して、8MBなので8倍の収容能力を持つ仮想通貨

このビットコインキャッシュ(BCH/BCC)のマイニングに関しては、明確な事業内容については企業機密だが、もうすでにプロジェクトは進めているとのことです。

個人的にはこのビットコインキャッシュ(BCH)の存在はSBI証券の決算発表で北尾社長が強く推していたので興味を持ち始めていたのですが、調べれば調べるほどビットコインキャッシュこそが本当のビットコインであると感じています。

国内外に仮想通貨取引所の設立

この講演でも北尾社長は国内仮想通貨取引所「SBI バーチャルカレンシー」と国際取引所「SBI MAX」の設立を予定していると改めて発言しました。

国内取引所であるSBIバーチャルカレンシーについて、既に公式HPもありますし17年10月に仮想通貨交換業者認定を受けています。しかし、金融庁の対応の遅れや政府側の仮想通貨に対する認識と法整備の遅れが取引所開設においてネックとなっているようで前ほどのテンションはない様子。

7月の株主総会とは違い、上述したビットコインキャッシュ(BCH)のマイニングに今は一番関心が向いているようです。北尾社長は改めてリップル社の仮想通貨XRPを11.05%(約110憶XRP)を保有しているとし、手持ちのXRPとマイニングしたビットコインキャッシュ、あるいはビットコインを利用して「Global MAX」を通じて、世界規模での仮想通貨取引所を具現化していくとのことです。

加えて国内においても「SBI Virtual Currencies」で主要仮想通貨やグループコイン、地域トークンも扱っていきたいとのこと。

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仮想通貨を基盤とした新たな金融体系の構築

他にも「仮想通貨関連のポータルサイト」をモーニングスターと作成準備しており、COMSAなどに始まるICOに関しても、ICO発行企業の格付けや取引所の評価もモーニングスターと提携して行う予定とのことです。

そして仮想通貨のヘッジファンドをアメリカの会社と伴に設立することを近日予定しており、仮想通貨のデリバティブ市場(金融派生商品の市場)の創設もアメリカの会社とともに交渉中のようです。

まとめ

『このように仮想通貨を現実化していくためには、様々なインフラが必要になってきます。それを私たちがSBIがつくっていきます』とのことでした。そして、個人的に北尾社長の講演の終わりの「未来を予言することは難しいですが未来を作ることはできると信じています。」という発言にはSBI・XRPに投資している私には非常に感銘を受けました。

北尾社長にはソフトバンクやライブドアなどと色々因縁はありますが、SBIという弱小証券会社をこの10年でネット証券会社の中でトップにまで押し上げた実績があります。私は今後の日本の金融市場における仮想通貨を用いた伝統的金融システムの大改革を、不甲斐ないメガバンクたちに代わり、SBIが率いてくれることに大いに期待しています。リップラーの端くれとしては、まず年内に開設予定の国内仮想通貨取引所「SBI Virtual Currencies」において、リップル社のXRPがどう扱われるかに大注目です。

XRP自体は国際送金におけるブリッジ通貨ですが、ブリッジ通貨として使われていくうちにXRP自体に価値が生まれ、いずれそのままXRPのまま持ちたい個人/企業が出てきてXRP自体の価値が多くなり人々はXRPで取引を行うようになるでしょう。XRPはネットを通して世界中のどこでもほぼ取引手数料0でやり取りできますし、この最終形がリップル社の目指すIoV(価値のインターネット)です。

SBI証券のフィンテック分野における事業内容は 実践FinTech フィンテック革命の戦士たち (日経ムック) という本に詳しく書かれているので、興味のある方は是非一読してみてください。

ちなみにこの本には私が穴場だと思っている仮想通貨取引所 QUOINEX も有望なフィンテック企業として取り上げられています。

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仮想通貨(ビットコイン)と株式投資に関する記事を書いてます。

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刃牙

株式投資5年目。2017年に仮想通貨に参入し、大幅上昇で一時億り人になるも2018年の一連の騒動で転落中。最近は株式投資と仮想通貨に関連するテーマを記事にしています。
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