内外為替一元化コンソーシアムとは?
内外為替一元化コンソーシアムとは、ブロックチェーン・分散台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)などの新技術を活用し、国内為替と外国為替を一元化し、24時間リアルタイムでの送金インフラの構築を目指してる組織です。
この内外為替一元化コンソーシアムは、「SBI Ripple Asia」が事務局を務めており、実質北尾氏がトップを務めるSBI証券が主導している組織だと言えます。
ちなみにこの「SBI Ripple Asia」はSBI証券の子会社であり沖田 貴史氏が代表取締役を務めています。
SBIリップルアジア公式⇒ SBI Ripple Asia | Ripple
ツイッターアカウント⇒ 沖田 貴史 T.OKITA (@OKITATakashi) | Twitter
内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行
内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行は、16年10月に地域金融機関やインターネット専業銀行等を含む42行と共に発足し、4月3日の段階で50行に達しています。
そして、17年7月には三井住友銀行とゆうちょ銀行が、新たに参加を表明しました。
内外為替一元化コンソーシアムの活動
RCクラウドの実証実験
内外為替一元化コンソーシアムは、ブロックチェーン関連技術(分散台帳技術)を活用し、外国為替に加えて内国為替も一元的に扱う決済プラットフォーム「RCクラウド」の実証実験を実施したことをお知らせいたします。
「RCクラウド」の構築は、Ripple社の次世代決済基盤(Ripple solution)をクラウド上に実装する日本発・世界初の試みであり、今回の実証実験では、商用化段階と同程度の「RCクラウド」上に構築されたRipple solutionを利用し、外国為替および内国為替での送金機能が、PoC環境で動作することが確認されました。
今後も参加金融機関がRipple solutionのAPIをより簡易な方式で利用可能とするための共通GW(ゲートウェイ)や共通の送金アプリ、法的課題等に関する多面的な検討を行っていきます。
RCクラウドとは?
RCクラウドとは、内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行同士とRipple Solutionを導入している外国銀行とを結ぶクラウドシステムです。
これが実現すると、これまで各々の銀行がコルレス銀行(中間銀行)を使って行っていた国際送金をRCクラウドで一括してから送金することができ、送金コストを大幅に削減することができます。
このRCクラウドにはSBI証券だけではなくIIJという企業も関係しており、私の注目銘柄です。
RCクラウドは国内銀行のシステム改修負担を下げ、Ripple Solutionを導入できるよう設計、開発を行われており、今後はRCクラウド上に新たなアプリケーションの開発をする予定でおり、銀行の顧客サービス向上に活用できるよう計画しているそうです。
ここに使われているILPというところに、いずれXRPが使われるというのが私がXRPが購入している理由です。
→【仮想通貨】XRP(XRP Ledger)の特徴と将来性、ILPとの関係性
まとめ
この内外為替一元化コンソーシアムというのはSBIが主導で、日本国内の銀行にリップルソリューション(XRP・ILP)を普及させていくための組織だといえます。
Rippleの技術って外国為替を効率化することが目的だったのに、内国為替にも使えるようにRippleを説得したSBIはすごい。
※記事2016年11月のもの。内外為替一元化コンソーシアム設立経緯と苦労について書いてますよ^o^https://t.co/Wf29dQQoI1 pic.twitter.com/ogsWWHoEDE
— RyoriX (@RyoRi_XRP) 2017年7月12日
金融機関は流動性(即時決済)・堅牢性・法律規制、アンチマネロンのルールに則ったXRPを使用することで、大幅なコストカットが出来るので、多くの金融機関にとって選択肢の1つとなります。それは内外為替一元化コンソーシアムを見れば良くわかる通りです。
— TO_G3-BKF39👼Rippy (@TO30447473) 2017年5月15日
SBI期待の理由を少し。
現状、送金は手数料と時間がかかり24時間利用ではないね。これをRippleの力を使用し解決するのが
「内外為替一元化コンソーシアム」
この中心がSBI Ripple Asiaさ!
Rippleとの差は日本も対象なこと。その目標は
国内外送金の仕組みを同一化
コスト削減、簡素化
24時間送金— カエサル・ナルシスト (@crypto_narcist) 2018年2月21日
一方、海外でも、Ripple solutionの利用金融機関によるコンソーシアム「GPSG」が設立されており、本格的な商用化への動きが加速しています。
内外為替一元化コンソーシアム、商用利用もそろそろ。 pic.twitter.com/STmy8X79EG
— skylake (@ripplespread) 2017年10月26日
追記:2018/3/08
ついに内外為替一元化コンソーシアムの実用化商品であるMoneyTapが発表されました。
これにより24時間土日でも銀行間送金ができるようになりますし、手数料も従来より引き下げられます。
これはリップル社のXcurrentを使用していると思われ、XRPの普及についても追い風になる要素です。
→【仮想通貨】リップル(XRP)に対するよくある疑問のまとめ
SBI Ripple Asiaが事務局を務める「内外為替一元化コンソーシアム」の成果発表会を先日開催し、スマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を発表いたしました!
プレスリリースはこちらをご覧ください。https://t.co/rWHZICIHrt pic.twitter.com/FoNZF2rA76
— SBIホールディングス(株) (@sbigroup) 2018年3月9日
MoneyTapは日本の金融改革の第一歩。すごいことだよ。銀行WEBからしてた送金がスマホで、手軽に、銀行間送金できるなんて。
rippleネットワークを使ったシステムだよ。だから、SBIのいまの株価安いって。まだまだ上げるよ。#XRP #リップル https://t.co/RcehpUcf55— マシュー@投資家 (@yoshipple) 2018年3月7日
リップル社自身もSWELLを作ったり、タイに支社を作ったりILPとXRPの普及のためにいろいろと活動していますが、日本でのリップルの普及活動はこのSBI Ripple Asiaが担っていくようです。
国際送金や取引決済のの低コスト・高速化はXRPは上がる下がる云々ではなく、私たち一般人にとっても銀行のATM手数料などの無償化につながっていくでしょうし今後もRipple社とSBIのビジネスからは目が離せません。
SBIのフィンテックビジネスについては社長の北尾氏が著書で説明しているので興味のある方は是非読んでみてください!
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