ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークにおける分裂の原因と価格予想

2018年11月15日のハードフォークでビットコインキャッシュが分裂するともっぱらの話題ですが、今回はそのことについて自分の今知っている限りの知見をまとめていきたいと思います。

まずビットコインキャッシュ(BCH)にはいくつかの開発チームがあり、その2大勢力がABCとSVという開発チームで、今その2つが技術的な方針で揉めており11月のハードフォークで対立が明確となったため大きな混乱が可能性があります。

BitcoinABCとBitcoinSV

上述したように現在ビットコインキャッシュはABCとSVという2つの派閥で対立しており、現在主流なのはABCの方で、SVが傍流という形になっています。なので、ABCが今のところマジョリティな訳で、そこにSVがケンカを吹っ掛けているイメージで問題ないと思います。

そしてそれぞれのグループの実質的なリーダーがbitmainのCEOであるジハン氏とnchainのチーフサイエンティスト(最高技術責任者)であるクレイグライト博士(CSW)で、この二人がSNSで平然と罵詈雑言を吐き合うほどバチバチに対立しており、今回のHFはジハンVSクレイグという構図になっています。そしてユーザーもこの2人のどちらを支持するかで2分されています。

ビットコインキャッシュのハードフォークの原因と何が起きそうかを書く前にまず両陣営の簡単に解説すると、まずABCサイドの代表者がジハン=ウー氏↓です。

彼は中国人で北京大学で心理学を専攻した後、ビットコインに出会い、そのマイニングに莫大な投資を行い成功しました。現在、ビットコインなどの採掘難易度の高いコインのマイニングはマイニングに特化したPCでするのが主流ですが、その先駆けとなったのがこの人です。ジハン氏は自身がCEOを務めるBitmain(ビットメイン)という企業を立ち上げ、ビットコイン&ビットコインキャッシュをマイニングすると同時にマイニングマシーンASICの販売で大きな利益を上げました。

そして、その資金を使って取引所や開発チームにも出資しており、ビットコインキャッシュコミュニティーにおいて大きな影響力を持っています。ちなみに一部のBCH推しの人はご存知だと思いますが、草コイン$CETでお馴染みの世界初のBCH基軸取引所Coinex/viabtcにも出資しており、そこを運営するハイポ氏も実質的に彼の傘下です。

そしてビットコインキャッシュ(BCH)の開発チームの1つで現在トップシェアのABCのバックにいるのもジハン氏なので、BitcoinABC=ジハン陣営という感じになっています

ジハン氏が率いるBitmainは以前はビットコインのマイニングの大手でしたが、ビットコインの開発を主導していたブロックストリーム社のSegwitやライトニングネットワークという開発方針に反対し、2017年の8月に(偶発的に)誕生したビットコインキャッシュ(BCH)に対して最初に本格的な支持を表明しました。なのでコミュニティーにおいてビットコインジーザスと言われるロジャー=バー氏と双頭をなして人気です。

そして、このBitmain・ジハン・ABCと対立しているのが、BitcoinSVのクレイグ=ライトという40代のオーストラリア人です。英語だとCraig=S=Wrightなので、頭文字をとってCSWとSNS上では呼ばれています。

このCSWはブロックチェーンフィンテック企業のnchainのチーフサイエンティストを勤める人物で、かつて自分がビットコインの発明者であるナカモトサトシだと名乗り出たことで有名です。

その時は自身がサトシだという主張をやめ身を引いた訳ですが、ビットコインにめっちゃ詳しい・国が買えるくらいの超金持ちを自称するなどがサトシとの共通点もあります。

彼が率いるSV陣営のメンツはCoingeek(コインギーク)というビットコインキャッシュのマイニングプール兼仮想通貨ニュースサイトと、自身がチーフサイエンティストを務める英国のブロックチェーン企業のnchainです。CSWについては後述で詳しく触れますが、ビットコインについてとても詳しく頭は切れるものの、とにかく変人なので、コミュニティーの受けは非常に悪いです。

この両者がビットコインキャッシュ(BCH)の開発方針について激しく対立しており、SBI証券の北尾社長やBitcoinUnlimited(ABC・SV以外の他のBCH開発チーム)などが仲介しようとしましたが、結局破談に終わり2018年11月15日のハードフォークで雌雄を決する形になりました。

ハッシュウォーとリプレイプロテクション

なぜ今回のハードフォークでビットコインキャッシュが分裂するのかという話は後述するとして、まずビットコインキャッシュがハードフォークでどうなるかという話ですが、結論からいうと、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークで何がどうなるかはまだ分かりません。現時点では色んな可能性があります。

なので、断定ではなく可能性の話になってくるわけですが、まずハードフォークでビットコインのブロックチェーンのプロトコルはBitcoinABCとBitcoinSVの2つに分かれる予定です。

分かれることは分かれるのですが、ここからが少しややこしい話で、2017年のビットコインのHFのようにハードフォークから数日したら、ウォレットまたは取引所から新しいコインがタダで貰えると思っている人が、SNSや価格を見てもかなり多いみたいですが恐らくそうはならないと思います。

というのも今回のビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークは今のところ両者ともリプレイプロテクションを付けていないからです。

このリプレイプロテクションというのはハードフォークにおいて出てくる単語の1つで、これは何かをざっくりいうと、チェーンが分岐した場合に分岐したチェーンをもう一つのチェーン(メインチェーン)と別物と認識させる機能です。

これを分岐したチェーンにつけることによって、メインチェーンの取引履歴を分岐したチェーンにリプレイさせて流し込む、リプレイアタック(reorg)の危険性を無くし分岐チェーンを存続させることができるようになります。

まあそうは言っても分岐したチェーンが存続するためにはブロックを掘り進めてくれるマイナーが必要で一定期間ブロックが掘り進められないとチェーンは機能不全で実質使えなくなります。

現に2017年8月に誕生したビットコインキャッシュは最初ABCもSVも分裂させる気はなく、できた当初のビットコインキャッシュはほとんど誰もマイニングしていない状態なのでハッシュパワーは貧弱で、特殊なマイニングプロトコルを採用することでなんとか存続している状態でした。

今となれば「はいはい、ハードフォークでまた分裂するのね」っていう反応ですが、当時はビットコインを分裂させるというのは大きな決断だったわけで、誰もその決断を軽々しくできなかったわけです。

なので、当初は結局分裂せずにハードフォークが終わったのか~と思いきやいつの間にかなんかできてて、え?分裂したの?って感じでした。分裂させたのは確かビットコインゴールドの開発者(※違ってたらスイマセン)かなんかで、今回対立している人たちではないというのがまた何とも言えませんね。

少し話がそれたので本流に戻すと、ようは今回のハードフォークで分裂するABCとSVはどっちもリプレイプロテクションを今のところ付けない予定なので、2017年のビットコインとビットコインキャッシュとは違い、2つのチェーンが同じコインとしてネットワーク上に存在することを意味します。

このままリプレイプロテクションを付けていない2つのチェーンがネットワーク上に存在しているとユーザーがコインを送金した場合、相手がコインが届なかったり、送ったコインが消滅します。なのでABCとSVの決着が付くまでビットコインキャッシュは事実上使えないことになります。

そして、どうやってこの両者の対立に決着の付けるかという話ですが、これまではハードフォークで方針が違う場合は争わず分裂していましたが、今回は少し異なり、ハッシュウォー(ズ)という形で決めることになります。

ハッシュウォーとは言葉通り、ハッシュ(マイニングする速度=PCの計算量)を使った戦争で、ハードフォーク(分裂)した時点から両者が自分の支持するプロトコルのブロックを掘り進め長い方をビットコインキャッシュ(BCH)のメインチェーン、つまり勝者にするという対決方法です。なので、負けた方のチェーンは短い不正なチェーンとして消滅するという事になると思われます。

マイニングとはPCを使っていかに早く計算問題を解くかという競争なので、マイニングでブロックを掘り進めるためには大量の計算リソースが必要です。なので勿論マイニング計算をするための大量のPC・電力、そしてそれを確保するための大量の金が必要になり、ハッシュウォーはどちらかが力尽きるまで続きます。

要は青天井のポーカーで相手が降りるまで札束を無限に積み続ける我慢比べみたいなもので、金を延々とつぎ込んで戦うという意味ではまさに戦争と言えるでしょう。

まあこのハッシュウォーの概念自体はビットコインのホワイトペーパー(WP)の中の最後で「 Any needed rules and incentives can be enforced with this consensus mechanism.
(ルールやインセンティブが必要な事案はマシーンパワーの強さによって施行させることができる)」と提唱されており、いわばホワイトペーパーにある正しい方針の決め方なわけだと思います。

マシーンパワーが全てなので、ユーザーがSNSでああだこうだ騒ぐのは関係なくマシーンパワー次第でどうなるかが決まります。ユーザーとしてはABC支持が多数派ですが、ハッシュでSVが勝った場合はSVのプロトコルが施行されます。

ちなみに今どうなっているのかというと、過去一週間のビットコインキャッシュにおけるハッシュレートの割合を見ると、明確なSV支持のマイニングプールはCoingeekSVPool(CSW個人)BMGPool(nchain)の3つで今のところネットワークにおいて4割近くを占めています。

一方ABC側はまずAntPool(Bitmain)viabtcBTC.com(Bitmainの子会社)とロジャーのBitcoin.comで2割近くという状況になっています。今のところSV側が優勢ですが、ABC側はビットコインのマイニングも行っています。

なので、そちらに使っているハッシュをBCHの方に回せば状況は一変するでしょうしSV側もまだ切り札があるようなので、バトル漫画言うところの最初の小手調べの段階であり、これだけでは何とも言えません。

ちなみにhttps://cash.coin.dance/blocksでビットコインキャッシュのハードフォークについての状況が確認できるので今回のHFについて気になる人はチェックしておきましょう。

そして、ハッシュウォーをしている間はどちらがメインチェーンか分からない2つのチェーンが存在していることになるので、この間にビットコインキャッシュをやり取りすると、送ったビットコインキャッシュが消滅する可能性があるため、ハッシュウォーをしている間は実質的にビットコインのキャッシュは使えないということになります。これは世界通貨を目指すビットコインキャッシュにおいて非常に不味いと言えますね。

そして、分からないのがこのハッシュウォーがいつ終わるのかです。どちらかが圧勝すれば数日で終わるでしょうが、両者が拮抗し泥沼の戦争になった場合はビットコインキャッシュは事実上使えないので、取引所の中で売買できたとしてもそれを外部に送ったりするのは無理でしょう。これが数日で終わるのかそれとも数カ月続くのかはやってみないと誰にも分かりません。

一応ABC側がリプレイプロテクションを付ければ分岐するのかもしれませんが、SVのクレイグ博士は分岐を絶対に認めないとのことなので、同じリプレイプロテクションを付けると思われるので、それもないと思います。

まとめると現状を見る限り今回のビットコインキャッシュのハードフォークでは新しい分岐コインがただでもらえる可能性は低く、コイン自体が一定期間やり取りできない=通貨としての機能しなくなる可能性が高いというユーザーにとって踏んだり蹴ったりな事態になりそうです。

そういった意味からハッシュウォーはビットコインキャッシュのノードの運営して商売している取引所やウォレット、実際にビットコインキャッシュをやり取りして商売しているコミュニティの人間にとっては非常に迷惑な訳で、今回ハッシュウォーを仕掛けているクレイグ=ライト博士(通称CSW)はビットコインキャッシュをコミュニティーを混乱に陥れているとして嫌っている人が多いです。

まあ既存の取引所やウォレットの大半が現在ABCプロトコルをクライアントしているので、このままABCが勝ってもらわないと、色々余計な手間がかかるのでめんどくさいわけです。こういった理由で今度のビットコインキャッシュのハードフォークは「分裂だーただで新しいコインがもらえるぞー」と喜んでいる場合ではなく、非常事態と言えます。

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BCH分裂の原因とCSWがハッシュウォーを仕掛ける理由

ここまでだと今回ハッシュウォーを仕掛けているCSWが悪者そのものなので一応擁護しておくとCSWがハッシュウォーを仕掛けるのはABCのプロトコルに関して、烈火の如く怒っているのが原因です。

ぶっちゃけBitcoinSVもBitcoinABCも実装としている機能もコードの質もほとんど変わりません。しいて言うなら、ここでブロックサイズをSV側が32MB→128MBに引き上げるどうかだけです。

なので、ほとんど仕様自体は一緒なのに、なんでCSWがこんなにブチ切れているのか皆分からず困惑しているというのが現状です。恐らくロジャー氏でさえ正確には分かってないように思います。

SNSを見る限り、CSWは具体的にABCの何に怒っているのかというと、ABCが実装しようとしている「WHC」と「DSV」という2つのシステムに対してだと思われます。まあこれと同じ機能はBitcoinSVにもあって、コミュニティーの詳しい人たちからは「お前も同じようなことしようとしてるじゃん!」って総ツッコミが入っているわけですが、このABCとSVの微差は彼にとっては許し難い大差らしいのです。

まず1つ目のWHC(ワームホールプロトコル)ですが、これはざっくりいうとBCHを裏付けとしたトークンを発行するシステムで、0.1BCHをバーン(焼却)することで100枚のワームホールキャッシュというトークンを作成する機能です。

これの何が不味いのかというとCSW曰く、WHCがどんどん使われるとBCHの枚数は減っていくので、理論上大口ホルダーの保有するBCH1枚辺りの価値が高くなることに繋がってしまうため、ビットコインの公平性を損ねるということみたいです。

そしてドンドンBCHが焼却されワームホールキャッシュの枚数が増え、こっちがネットワークにおけるメイン通貨になってしまうこと、でBCHが今のビットコインでいうところのライトニングネットワークとBTCのように、ないがしろにされる可能性も危惧しているみたいです。

一応正確に言うとWHCを実装しようとしているのはABCではなくbitmainで、ビットメインは2018年3月時点で100万枚近いBCHを保有しており、ビットコインキャッシュを焼却してワームホールトークンを作ることはジハンの保有するBCHの価値を高める=ジハンへの実質的な税金だとCSWは指摘しています。加えてWHCは最低でも1確認が必要なため0認証が使えなくなり決済で使うに当たって不便になる可能性もあります。

そして2つ目のDSV (op_checkdatasigverify)というのは、ざっくりいうとビットコインキャッシュのブロックチェーンを送金以外の色んな用途に使えるようになる便利機能です。機能的にはBitcoinSVが復活させようとしているOP_CODEにも同じような機能が存在します。

CSWがDSVにキレている原因はDSVがオンラインカジノや差金決済といった違法性のある取引ビットコインキャッシュが使われる原因になるからだそうです。

まあDSVと同じことができる機能はBitcoinSVのプロトコルにもあるので、「お前のOP_CODEも違法じゃねぇか!」って話な訳ですが、DSVの何がダメなのかというとCSWいわく責任の所在の問題だそうです。

DSVの場合マイニングプールにDSVによる違法賭博や差金決済などの犯罪性のある取引が入っていた場合、マイナーは意図せずそのブロックをマイニングする危険性があるみたいです。すると、マイナーは違法な取引を承認する作業を行ったとして、逮捕され刑務所に送られる可能性があるためCSWはこのDSVを批判しています。

そして、その一方で、BitcoinSVのOP_CODE にある同じ機能を使うとマイナーは(違法なブロックを避けて)特定のブロックをマイニングすることができるので、安心してマイニングができるとCSWは主張しています。

CSWの主張としては、WHCはバーンシステムでビットコイン(キャッシュ)のシステムを壊すし、DSVが有効化され、それを使った違法な取引が増えれば、迂闊にビットコインキャッシュ(BCH)のマイニングを行うと犯罪になるし、ビットコインキャッシュの存在自体が違法なものになり存続できないため、ABCを絶対に許すわけにはいかない、だからハッシュウォーで絶対に潰すということみたいです。

CSWのツイッターを見ていると彼は非常に法律を重視しています。ブロックチェーンに関しる法律は専門的過ぎてビットコインの知識だけでは???って感じなのですが、クレイグ博士は一応マスター資格も持っていて法律に関して専門的な知識を持っており、ビットコインができる前にビットコインと似たようなシステムが違法でないかを弁護士と相談していた事実があります。

ビットコインというとアナキスト(無政府主義者)だったり、ダークウェブだの違法なもののためにあるイメージを持っている人が多いと思いますが、ナカモトサトシを自称する彼はビットコインが合法的に世界中で使われることに非常に苦心しています。

なので、このハッシュウォーは彼からするとビットコインキャッシュ(BCH)を社会でちゃんと使える決済通貨とするためには絶対に避けられない聖戦なのでしょうね。

そのためなら自分の資金をいくらでもつぎ込むことも辞さない構えを見せており、本当かどうかは知りませんが彼(とCalvin)は本気でやれば2-3年はハッシュウォーを継続できるとしています。

彼のスタンスをまとめると以下のようになります。

・ビットコインキャッシュこそが真のビットコインであり現金である

・それを邪魔するABCとジハン(Bitmain)は絶対に許さない

・分裂で無意味にフォークコインが増えていくのは良くないこと

・パブリックチェーンの暗号通貨はBCH1つで十分であり、ビットコインをはじめとしたPoWのアルトコインは全部潰す。(XRPやPoS通貨については言及無し)

彼のプランとしては今回のハッシュウォーでジハンを倒してビットコインキャッシュを統一し、そのあとはsharkpoolというマイニングプールからPoWのアルトコインの空ブロックを採掘してネットワークをアタックして潰し、ビットコイン(BTC)についても2020年に自分(サトシ)の100万BTCがウォレットが使えるようになり次第、dump(売り浴びせ)&ハッシュ攻撃で潰すと発言しています。

まあ発言だけみれば過激なのに間違いありませんが、本来ビットコインは誰のものでもないからと身を引いて隠居したら、後継者はコミュニティを追放されるわ、ビットコインはブロックストリーム社の1MBキャップのせいで時代遅れの遺物になり、そのせいでイーサリアムなどをはじめとした存在理由の分からない二番煎じのアルトコインが量産されるわ

そして偶然ではあるけど、かろうじてSegwitに汚染されず分裂して残ったオリジナルのビットコインのコードも中国人が自分のものみたく扱い、自分有利なプロトコルに変えようとしているとなって、さすがに我慢の限界に来て、「もういい、俺が全部やったるわ!」となったのかもしれませんね。(あくまで彼が本物のナカモトサトシであればの話ですが笑)

加えて先日のCSWのプレゼンから読み取れることとしては、今回のハッシュウォーとアルトを攻撃するSharkPoolは本来ビットコインでの揉め事はハッシュの強さで決めるはずなのに、お茶濁しで分裂を繰り返し、ビットコインのコピーPoW通貨が乱立して、それに価格の付いている今の仮想通貨界隈に対するCSWの問題提起という側面もあるみたいです。

ジハン氏はCSWをブロックストリーム(ビットコイン/BTCの開発チーム)のスパイだと非難していますが、クレイグ博士は常々パブリックチェーンの仮想通貨はビットコイン(キャッシュ)だけで十分事足りるとしており、Shark Poolで採掘したアルトコインはビットコインキャッシュのマイニング報酬に当てるとしていたり、発言や行動はビットコインキャッシュマキシマリスト(BCH絶対主義者)そのものでBTCからのスパイだとは思えません。

またジハンやロジャーがDASHなどのリスクヘッジしているなかで、CSWはビットコインキャッシュだけに注力しており、言動におかしな点はあるのは否めませんが、クレイグ博士がビットコインキャッシュが現実で幅広く使われるための未来をを実現させるために真剣に取り組んでいるのは間違いないと自分は考えています。

逆にABC側がSVを嫌う理由としては、SVのエンジニアはhello world (プログラミングにおいて1+1レベルの初歩の処理)もできない無能ばっかりなど、技術的な問題点というより基本的にCSWが嫌いという感情論と日頃の言動を見てて頭がおかしいんじゃないかという不安、ハッシュウォーのせいでネットワークが混乱するからというのが主な理由みたいです。

個人的にはジハン氏もSVのコードの質に特に不満がなく、実装してできることも変わらないなら、妥協してあげればいいのにハッシュウォーに応じるのが不思議なんですよね・・・。そうなるとBTCのSegwitのように、このハードフォークは後々別の追加機能を仕込むための下準備なんじゃないかと勘繰ってしまうわけです。

クレイグ=ライト博士は変人

まあABC側に感情論が出てくるのはしょうがない側面もあって、CSWは彼のTwitterアカウントを見ればわかるように少し頭がおかしいです。たまになに言ってるんだコイツ・・・みたいなことを呟いてて自分でさえ若干狂人に思うことがあります。

ロジャーに対しても脅迫紛いのメールを送っていたりと40過ぎのおっさんがやってると考えてるとやべー奴です。

(和訳)お前が戦争を望むなら2年間はビットコインキャッシュは取引できなくなる。戦争の間はコインを動かすことはできない。お前がABCというクソコインを支持するなら破産だ。お前と会うのもこれが最後になるかもな。ビットコイン(キャッシュ)はABCというクソコインになり果てる前に死に絶えるだろう。数年間BCHの取引は0だ。ABCに付くという事はお前はBitcoinを憎んでいてオレの敵だ。お前はどういうことかクソほどにもわかってないだろうけどな。俺がサトシ(ビットコインの発明者)だ。じゃあな、俺を怒らせたらどうなるか今にわかるだろう。FUCKY〇U。

これについては味方サイドのnchainのCEOであるジミー氏もインタビューで発言していて、CSWと出会った当初はなんでこんなやつと仕事しなければいけないのかと自問自答したとか散々言われているので、人格に少し難があるのは間違いでしょう。

要は学校のクラスで言うところのコミュ障の変な奴だけどテストの成績はトップクラスみたいなタイプの人なので一生懸命勉強しているライバル(同業者)の受けも悪いです。

ですが僕もブロガーの傍らプログラム系の仕事もしてて、ハッカソンとか勉強会行って思うのはIT分野って変人の方が仕事できるんですよね・・・。ハッシュ関数からブロックチェーンの通貨を作るなんて普通の人間には思い付きませんし、これくらいぶっ飛んでるのがサトシの証左って感じがします。

プログラミングって論理的思考力を養うのに最適と言われていてそのとおりとは思うわけですがプログラミングも突き詰めると数学の天才の世界で、天才は理論的に説明しているつもりでも上手く言語化できないので、常人からすると謎理論なことがよくありますし、僕も昔は将来を渇望された優等生で周りに東大や京大にいった知り合いもいますが、本当にぶっとんで頭のいい人間は基本的に変人で発言も本質的過ぎて過激なので、そういうものだと思っています。

CSWの場合はnchainという彼をちゃんとサポートしてくれる人たちも周りにいるみたいですし、BCHを世界でどこでも使える暗号通貨にしてくれると信じています。

まとめ

書いてたら熱くなって中立的な目線が消えそうなので、まとめに入ります。

Q:ビットコインキャッシュは分裂するのか?

→分裂はしますが今のところ両者ともリプレイプロテクションを付けていないので、最終的には分裂せず新しいコインはもらえないと思います。加えてCSWがハッシュウォーだとしている以上ハッシュウォーが終わるまでBCHは取引所の内部で売買できたとしても動かせません。

Q:ビットコインキャッシュの短期的な価格はどうなる?

→一時的or当分の間使えなくなるかも&消えるチェーン分の価値が減るとなれば、少なくとも僕は一部手放したいと思うので、売る(下がる)のが常考かと思いますが、相場は魔境なので分かりません。投資は自己責任ですが、万が一SVが圧勝することがあれば現在SVは1万円程度なので、割安と見込まれて🚀🚀🚀はあるかもしれません。ABCが勝てばただ混乱があっただけなので、若干下がるかもしれませんね。

Q:ビットコインキャッシュはどこで保管するべき?

→自分のペーパーウォレットで管理すればABCとSVどちらが勝っても問題ありません。取引所はABCの方しかサポートしていないところが多いです。バイナンスはYomenの宇佐美さんが対応すると言っていたので対応するのかもしれません?。分かり次第追記しますが、この辺りは情報が錯綜しているのでSNSなどで確認してください

Q:ABCとSV、どっちが正しいのか

→ハッシュウォーなので、勝者こそが正義です。個人的にはCSW・Coingeekの主張(今回のABCのHFはビットコインキャッシュにPoSを導入する前準備・DSVのせいでBCHは違法なものなるなどなど)が真実なら、BitcoinSVの方がビットコインの理念に近いかつ世界中で使われる暗号通貨の仕様としても正しいと思うので、少し肩入れしてますがハッシュウォーの結果が全てです。2017年にビットコインが分裂した時もどうなるかは誰も分からなかったですし、今回もどうなるかは11月15日を過ぎないと分かりません。

まあ結果はどうあれビットコインキャッシュにおける2大勢力のぶつかり合いで今後の開発方針についての大きな分岐点であるため、よくも悪くもビットコインキャッシュホルダーにとっては注目すべきイベントと言えるでしょう。

色んな投資でスキャムコインや詐欺パターンを一通り見てきた人間として、今回の騒動で思うのは、悪いやつというのは一見、聖人君子のような素振りをして近づいてくるもので、逆に警鐘を鳴らしてくれる人間は一見過激で嫌な奴に見えがちということですね。

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刃牙

株式投資5年目。2017年に仮想通貨に参入し、大幅上昇で一時億り人になるも2018年の一連の騒動で転落中。最近は株式投資と仮想通貨に関連するテーマを記事にしています。
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コメント

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