世界的に有名な仮想通貨取引所であるCoinbaseは、SEC(米国証券取引委員会)から発行された”ウェルズ・ノーティス (Wells notice) “に対する反応により、XRPホルダーを立腹させ、論争を引き起こしました。
SECは、昨年12月に仮想通貨XRPが証券取引法に違反しているとして、リップル(Ripple)を提訴した後、今月初め、「Coinbaseも証券法に違反している疑いがある」というウェルズ・ノーティスを同社に送りました。
ウェルズ・ノーティスは、SECが投資家たちに情報を提供するために使用する手続きで、取引所に警告することで、同社は訴訟の可能性があると知っておくことができます。
Coinbaseは一週間後にウェルズ・ノーティスに対する公式な回答を発表し、SECの主張に関して何も認めていません。
この決断は、Coinbaseのトップ役員の一人であるBrian Armstrongが、「SECは前例のないことをやった」と非難したメモにも表れました。
Coinbaseは、回答の中で、「当社は、SECによる当該取引については何の違反もしていないと確信している」と述べた上で、「当社が実践していることは、既存の規制の下で適切に行われており、規制当局の厳しい審査にも合格している」と強調しました。
Coinbaseがこのような回答を出したことにより、XRPホルダーたちはCoinbaseを非難し、同社の信頼性に疑問を投げかけました。
これは、他の仮想通貨取引所が、SECの指摘に従ってXRPの取り扱いを中止している中で、Coinbaseが相変わらずXRPを取り扱っていることによって、不満が高まっていたことも一因です。
しかし、CoinbaseはXRP取扱いの停止に関してコメントを出していません。
SECは現在、リップルに対して訴訟を提起しており、今後も同様な手法で、証券法に違反する可能性のある仮想通貨企業を監視し続けることが予想されます。
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