リップル・ラブス、SECとの法的戦いの中で、グローバルでの事業拡大を進める

Ripple Labsは、SEC法的戦いに直面しながら、グローバルに事業を拡大している。

4月26日、米国の暗号通貨企業であるRipple Labsは、アジア、欧州、中東のいくつかの主要市場で新しい職員を採用する計画を発表した。

この発表は、Ripple Labsが今後数か月以内に、シンガポール、日本、オーストラリア、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、UAE、およびインドなど、世界各地の拠点で70を超える新しい職員を採用する予定であることを示している。

さらに、Ripple Labsは、イギリス、ドイツ、シンガポール、およびブラジルでのその事業を強化するために、それぞれの国で拠点を立ち上げることを計画している。

CEOのBrad Garlinghouseは、Ripple Labsがグローバルな存在になるためには、地元の共同体に取り組むことが重要であると語っている。そして、同社は地元のトークン発行者や取引業者などと協力して、地元の暗号通貨市場での成長をサポートすることに注力している。

このニュースは、Ripple Labsが、SECから非常に厳しい批判を受けている現在、重要な時期に発表された。SECは、XRPはセキュリティであり、Ripple Labsはセキュリティを非合法的に販売したと主張している。

Ripple Labsはこれに対して異議を唱え、自社製品（XRP）は通貨であると主張している。裁判は現在進行中であり、裁判所は近日中にこの問題について裁定を下す予定である。

すべてのRippleのエコシステムは、この判決に依存しており、XRPはセキュリティであるという結論が出た場合、その後の影響が大きくなる可能性がある。しかしながら、この発表により、Ripple Labsは依然としてグローバルな成長を続けることを望んでおり、将来に向けた大きな野心を持っていることが示唆されている。

Ripple Labsは、わずか10年で急速に成長し、その製品は、銀行業界などの主要な業界で採用されている。Rippleの製品は、強力な決済プラットフォームであり、国際送金を迅速かつ安価に行うことができる。Ripple Labsは、現在世界中で300を超えるパートナーシップを築いており、この数字は今後も拡大することが予想されている。