【株価分析】 理論株価とは?

理論株価とは?

理論株価とは、 文字通り仮定した理論モデルに従って算出された理論的な株価の事を指します。そして、この理論株価の算出方法は多数あるので、今回はその一部の計算方法を紹介していきたいと思います。

EPSとBPSを使った方法

理論株価=EPS×10+BPS

EPSの係数に10を使っているのはPERの適性が10倍だと言われているからです。個人的には、この式の値は株価がこれ以上下がることはない値として見ています。

または

理論株価=EPS×30+BPS

現在のPERの適性は30倍と言われているので、この計算式もありかもしれませんが、PER30倍以下の銘柄には万年30倍以下のことが多いのであまりあてになりません。

あくまで現在の株価が、この式で算出された値以下であれば、割安だなぁというくらいの認識でいいと思います。

まあ最近は「割安銘柄はずっと割安のまま」という意見が多いので、人気なものに乗っかる手法がいいようです。(もちろんはめ込まれる危険もあります。)

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PERを使った理論株価

理論株価=PER×[ 経常利益×(1-実効税率[40%])÷発行済株式数 ]

PERとPBRと成長性も加味した計算方法

理論株価=

BPS+今期予想EPS+来期予想EPS+来期予想EPS×(売上成長率+売上成長率の2乗+売上成長率の3乗+売上成長率の4乗)

※売上成長率は (来期予想売上ー当期売上)÷当期売上 で求めます。

※EPS=1株当たり純利益、BPS=1株当たり純資産

こちらはPERだけでなくPBRと売上成長率も絡めてより精密(?)にした計算方法です。

ただ予想数値に依存するところが多くなっているので、企業側が提示している予想数値がガバガバだとアテにならないという欠点もあります。

東証2部・ジャスダック・マザーズあたりの低位小型株だと平気で大風呂敷広げてくることがあるので、その辺りを考慮しなければなりません。四季報を使うのが無難でしょう。

会社四季報のコメント・見出しは投資に有効なのか?

会社四季報での業績予想方法 その1 

定率成長配当割引モデル

理論株価=(配当性向×1株利益)÷割引率-ROE(1-配当性向)

※割引率=(配当性向×1株利益÷株価)+ROE(1-配当性向)

これは配当から予想株価を算出する計算方法です。

この方法は利用すべき数字が決まっており、簡単に計算できますが配当は必ずしも株価を反映しているわけではないということを頭に入れておく必要がありますね。

配当性向を使ったモデルは、投資家の意識が高く配当にも関心が高いアメリカ市場だと一定の有効性が報告されていますが、日本市場では個人株主の間で配当性向に対する関心が低く、配当性向を使って算出した理論株価はそこまで有効ではないという見方もあります。

あと個人的主観ですが、個人ブログを見ても優待で何がもらえるとかなどにしか頭になく、実質利回りなどを加味しない方が非常に多く見受けられます。

まとめ

他にも理論株価の算出方法はいくつもありますが、予想数値の設定や前提条件の決め方が難しく、必ずしも理論株価より低いとされた銘柄を購入したとしても儲かるとは限りません。

相場は生き物なので理論通りにいかないことも往々にしてあります。なので理論株価はあくまで購入判断の基準の1つと捉えておくべきだと思います。

理論株価については私もまだまだ勉強不足なので、自分のスタンスが固まり次第さらに詳しく取り上げていきたいと思います。

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追記:ファンダメンタル分析については、最強のファンダメンタル株式投資法という本がとても分かりやすかったので紹介しておきます。著者の方は株で億の資産を築いており、長期投資を前提として本気で投資をしたいという方は必読だと思います。

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