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【金融知識】リスクプレミアムの分かりやすい説明

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私たちが投資家が株式などの金融商品に投資した時に、どのくらい儲けられるかを把握しておくのは大事です。そんなときに使うのが、「期待収益率」と「リスクプレミアム」という考え方です。

 

「リスクプレミアム」や「期待収益率」は、機関投資家がポートフォリオを作成する時の基礎理論でもあり、自分で投資計画を立てるときにも、この2つの考え方を取り入れれば、株式などで大損する可能性を減らし、リターンをさらに高めることができます

 

リスクプレミアム」とは、株式などのリスク資産の期待収益率から長期国債利回りなどの無リスク資産の収益率を引いた差のことです。

 

リスクプレミアム=株式などの期待収益率ー長期国債の利回り

 

 ※例えば、株式期待収益率が3%、長期国債の利回りが0.5%とするときリスクプレミアムは3ー0.5=2.5%となります。つまり、株式というリスク資産に投資することで無リスク資産に投資するよりも年2.5%の超過利益を得られることになります。

 

このリスクの高いものには高いリターンを設定するというリスクプレミアムの考え方は様々な場面で利用されています。

 

例えば、銀行における貸付時の短期金利は最も信用度の高い顧客向けの金利であり、信用リスクの高い顧客に対してはより高い金利での貸付を行います。

 

他にも銀行預金よりも審査の緩いキャッシングや、カードローンなどが、銀行で貸付を受ける場合よりも金利が高いのは、その分の貸し倒れのリスクに対してのリスクプレミアムが上乗せされているためです。

 

また、債券においても信用格付に応じて債券のクーポンレート(利回り)が異なっているのも、それぞれの信用リスクに対するリスクプレミアムと言えます。

 

一方、期待収益率というのは、投資した金融商品の1年後の上昇価格の予測を指します。例えば今、1株あたり500円の株式に投資するとき、この株式は、1年後には600円に上がるだろうと予測したときの期待収益率は(600-500)÷500×100=20%となります。

 

年金基金などの機関投資家は、各金融商品の期待収益率を予想し、国内外の株式や債券を組み合わせる事で、CAPM理論(現代ポ―トフォリオ理論)に従い、ポートフォリオ全体としてどの程度のリターンを目指すかを考えていくわけです。

 

 リスクプレミアムと期待収益率の考え方はポートフォリオにはもちろんのこと、CAPM理論や残余利益モデルなどの理論株価の算出にも使われるもので半か丁のギャンブルではなく、確率に基づいて理論的に金融商品に投資を行う場合、とても大切な考え方なのでちゃんと理解しておきましょう。

 

 

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