Segwit2xの問題点
このようにSegwit自体に問題があるのに加えて、b2x(Segwit2x)の開発自体にも問題があります。
ジェフ・ガージックのスキャンダルについて解説します。Segwit2xの唯一の開発者(ほとんどのコードと書きコミット権限を持つ)Jeffが、ビットコンとは別にメトロノームという通貨をICO(ビットコインやる気があるの?)。で、このICOのパートナーがSECからNGくらってる詐欺師。
— 大石哲之 Tetsu [NO2X] (@bigstonebtc) 2017年10月25日
で、Segwit2xになったあと、開発者はこのジェフだけになって現在の開発者はビットコインを去るが、そんなんでいいのという話。
さすがに、これは萎えた。 https://t.co/NdBDJc4nQS— 大石哲之 Tetsu [NO2X] (@bigstonebtc) 2017年10月25日
そしてこの分裂の本当の危険性は分裂に際してどちらもリプレイプロテクションを付けようとしていないという点です。
これはつまりどうなるのかというと、今回の分裂は8月のビットコインキャッシュのようにビットコインが分裂して2種類のコインが貰えるのではなく、いったん二つに分裂してハッシュレートの低い方(マイナーの支持しないほう)のコインは消滅する可能性があるのです。
今度のビットコインの分裂は、ビットコインゴールドとかとはレベルが違います。わかりやすく言うと、今度のS1XとS2Xの分裂と、ビットコインキャッシュのEDA改善ハードフォークは、ビットコインネットワーク内での天下分け目の決戦であり、関ヶ原の大戦ですよ。
— ブロックちゃん (@block_chan) 2017年11月1日
つまり、現在ハッシュレートの低い方は現行の80万円近いビットコイン(b1x)なので、最悪b1xが消滅するかもしれないのです。(嘘みたいな話だと思いますがこの可能性はかなりあります。)
他にもビットコインキャッシュマイナーがビットコインネットワークに対して攻撃を行うことを仄めかす文書を公開していたり、マイナーが一斉にb1xを掘るのをやめビットコインキャッシュを掘ることで、b1xのトランザクションが遅延し、次のマイニング難易度更新までの数か月の間b1xはまともに使えなくなる可能性があります。
マイナーからすればチェーン消滅も市場参加者に対する世間体が悪すぎるので、こちらの対抗策を取ってくる可能性が高いです。ですがそうなった場合でも今のビットコイン(b1x)の価格は急落する可能性が高いです。
⇨【必読】Segwit2xの分裂でビットコインは0円になるかもしれないという話
b2x(Segwit2x)はどういう扱いになるのか?
11月に分裂するb1xとb2xのどちらが正式なビットコイン(BTC)として扱われるかという問題ですが、取引所としてはハッシュレートの高い方を本家ビットコインにするといった対応のようです。
Coinbaseの声明「S2Xをオルトとして扱う」というのは噂は嘘。フォークの間混乱を避ける為便宜上つけたティッカーでその後ユーザーの動向をみて名前を適宜変更すると書いてある。https://t.co/u8SQ4f1q9S
— Pluton [YES∞X] (@23pluton) 2017年10月24日
今のところマイナーの支持率はb1xが20%、b2xが80%とb2xのほうが圧倒的に有利であるためb2xが正式なビットコインとなる可能性が高いと言えます。
11月の分裂でビットコインの価格はどうなる!?
11月13日のビットコインハードフォークの時にビットコインを保有したままだとb1xとb2xの2種類が貰えることになりますが、b2xにマイナーのほとんどが移動することが予想されているためb1xはマイニング難易度が更新されるまでの数か月間まともに取引ができなくなる可能性があります。
そのためb1xの価格は大きく暴落すると予想されており、仮にただで貰えるb2xに数万円の値段がついたとしても元のb1xの価格が大きく下落する可能性が高いためガチホは大損になる可能性があります。
そして上述したようにb2x自体も信用できる代物ではないので、ビットコイン自体がかなり危険な状態になる可能性があるといえます。
Segwit2×ハードフォークはBTGとは別。儲ける為にBTCに換えるんじゃないと思ってます。取引所の声明によっては多分ヤバイことになる。
— マナ@仮想通貨(暗号通貨) (@1000crypto) 2017年10月25日
Coinbaseが再び2xフォークに関する声明を出した。
最初はB2Xとして上場させ、その後、ディフィカルティが最も積み上がったもの(accumulate difficulty)、すなわちマイナーが最も集う方を「BTC」とするとの事。 https://t.co/MeXIJxtPcv
— mineCC (@ETHxCC) 2017年10月25日
この分裂騒動の結末がどうなるかが予測できませんが、個人的にはリスクヘッジの手段として同数のビットコインキャッシュ(BCH)を持っておいたほうがいいと思っています。
⇨ビットコインキャッシュ(BCH)の今後の将来性・チャート・購入できる取引所
終わり
現状の仕様のビットコインは送金手数料が数百円かかる上、送金が完了するまでに何時間もかかりますし、個人的には今のビットコインの60万円という価格は性能のわりに高すぎる=バブルだと思います。時価総額3位のリップルのほうが価値のやり取りという点では圧倒的に高性能です。
→【仮想通貨】リップル(XRP)の今後の将来性・チャート・取引所のまとめ
こういった仕様上の問題点(スケーラビリティー問題や送金コストの高騰)をビットコインの開発に携わっているブロックストリーム社(コア派)が自分たちが利益を上げるために私物化しようとしているところからコア派VSマイナーの内部対立が生まれています。
#ビットコイン コア開発の中心的役割を担うBlockstream社 共同創業者で投資家のオースティンは90億円近くの資本を投じてる。金を投じたところには金のなる木が必要。コア開発自体は金にはならないので、その周りでというのが本質https://t.co/N6mhrVAkxt
— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2017年11月2日
They’re funny because they’re true. https://t.co/xJAr11IM5k pic.twitter.com/vSjt2ug2rD
— Roger Ver (@rogerkver) 2017年10月29日
手数料が安ければ、本当に色々な事が出来る。Scriptのポテンシャルも手数料7ドルじゃなんにもならない。マイナーが本当に考えてるのはユーザーの利便性。プロパガンダに騙されるな。マイナーは誰よりビットコインの成功を願っている。 https://t.co/XgXepNx8SP
— Pluton [YES∞X] (@23pluton) 2017年11月2日
ビットコインの発明者であるナカモトサトシ氏は論文の中でビットコインはマイクロペイメントを目指しており、そのスケーラビリティー問題の解決にはブロックサイズの拡張で対応すべきだとしているのも拘わらず、今のブロックストリーム社(コア派)はそれを完全に無視している挙句、ビットコインの手数料は数百円に高騰し、ブロックサイズの1MBのままでスケーラビリティ問題を起こしています。
そんな中で、ナカモトサトシの意思をもっとも反映しているビットコインはブロックサイズを8MBに拡張したビットコインキャッシュ(BCH)であると主張しているマイナーたちは至極当然に意見を述べているにすぎません。(またコア派はナカモトサトシの論文を書き換えようともしていました。)
そして、正体不明のビットコイン発明者であるナカモトサトシと目される人物(恐らくクレイグ・ライト氏?)と面会したとする北尾社長もビットコインキャッシュを支持し、すでに大規模なマイニングを始めています。(=ナカモトサトシもビットコインキャッシュを支持と言えます。)
にも拘わらずなぜこんなマイナー=悪、コア派=正義みたいな風潮があるのかというという日本での仮想通貨の普及に取り組んでいるクリプトカレンシー協会が、このブロックストリーム社とズブズブであり、彼らの意見はブロックストリーム社の声明をそのまま和訳しているに過ぎず、悪質なプロパガンダがそのまま日本にまで浸透してしまっているのです。
最近 #ビットコインキャッシュ 派が湧いてきたと思っている人多いけど、海外ではコア派に不信感募らせている人は多かった。特に古くより関わっている人たちが批判。日本でBCHの情報流す人が少ない上、コア派と食事会してるような人たちが日本の情報源で、多くの日本人がそこに群がったのが今
— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2017年11月2日
このコア派(ブロックストリーム社)のビットコインの独占に対して異義と唱えているのが、マイナーの代表ともいえるBitmain社のジハン=ウー氏や仮想通貨取引所Krakenを運営しているロジャー氏なのです。
他にも大手マイナーであるVia.BTCも今のビットコインにはもはや興味がない、ビットコインキャッシュを支持すると発現しており、コア派以外のビットコイン関係者は今のビットコインに対してもNOを突き付けています。
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こちらはSECから投資家のみんなへの注意。
「有名人が勧めてるから投資するというのは全くもって良くない判断だ」 pic.twitter.com/OL2Fq11x1K
— mineCC (@ETHxCC) 2017年11月2日
そして、こういったビットコイン開発の実情(ブロックストリーム社によるビットコインの私物化)に起因した11月のb2xの分裂によって、ビットコインのメインチェーンの交代(b2xがビットコインとなる)が起こった場合、今のビットコインの価格バブルは崩壊しかねない危険性があります。
個人的にはマイナーが、Segeitというシステムでビットコインを私物化し、発明者であるナカモトサトシの意思と計画を捻じ曲げているコア派(ブロックストリーム社)の開発している今のビットコイン(b1x)からビットコインキャッシュ(BCH)に大移動することで、ビットコインキャッシュが今のビットコインに取って代わるのではないか?と予想しています。※あくまで個人の感想です。
→ビットコインキャッシュ(BCH)が真のビットコインになる可能性
⇨【ビットコイン】マイナー(ビッグブロック派)の主張とビットコインキャッシュの将来性
⇨ビットコイン分裂問題におけるマイナーの主張とビットコインキャッシュの将来性
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