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【コロナショック】今後の日経平均・NYダウの価格をSARSの時の値動きから予測する

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こんにちは、Baki(@dmjtmjtk)です。

今日は、日経平均株価が一時1000円安となり、終値でも781円安と今年最大の下げ幅を記録しました。昨日のダウ平均株価も、1031ドル安で終わり、これは歴代3位の下げ幅になるそうです。ほかにも世界中の株価指数が暴落しています。その引き金となったのはこのニュース

 

 

www.newsweekjapan.jp

 

 

 

株価が大幅に下落すると買い時なのか?

 

株価が急落すると多くの人が「いまが買い時なのか?」と考えると思います。急落というと、株価がすとんと落ちて回復していくようなシナリオを期待してしまう人が多いみたいですが、2009年のリーマンショックや2018年の仮想通貨バブル実際を見ると現実はそんなに生易しいものではありません。

 

というのもバブルの真の怖さは単なる大幅下落ではなく、トレンド切り替えによるじり貧下落相場です。最初の一撃はせいぜい10~20%の下落ですがここからじりじりと下がっていくのがバブル崩壊の特徴です。

 

例えばリーマンショックの場合、ダウの株価はショック前より最大で53.78%下落しショック前の金額に戻すまで約6年掛かりました。

 

またビットコインも最高値の240万から60万までの下落、下落割合でいうと最大約75%にも達し、ビットコイン以外のアルトコインはひどいもので最高値の100分の1まで下落するものがゴロゴロありましたし、ビットコインも2020年現在まだバブル時の高値には戻っていません。

 

落ちるナイフは拾うと死ぬ

 

株価が下落すると逆張りで買おうとする人がいますが、基本的にボラテリティの大きいときに短期取引、特にレバレッジを掛けた信用取引は致命傷に繋がります。

 

また今回の下落要素が鑑みると今のところ個人的には全然買い場だとは思えません。というのも例えばVIXショックのときのような、金融システムに起因するような下落は、比較的短期に戻します。一方で、今回のような実体経済そのものへのダメージに起因する下落は、そうはいきません。

 

経済への悪影響がどこまで広がるか分からない以上、急落はしづらく、悪いニュースが出るたびに、徐々に徐々にその事実が株価に織り込まれていきます。一応2002年~2003年に流行ったSARSの場合の日経とダウの株価推移は以下のようになっています。

 

 

 

 

この時はイラク戦争があったので、一概にSARSの感染拡大状況だけが値動きの要因ではありませんが、SARSが感染拡大していた2002年11月から翌3月にかけては日経平均・ダウともに右肩下がりの下落を続けています。

 

SARSの場合は春になり気温が高くなると自然と収束し、そのまま株価も元の水準まで戻っていったので、今回もそうなってほしいところではあるのですが、今猛威を振るっている新型コロナウイルスは亜熱帯の東南アジアでも感染が拡大しているため、熱さや湿度で感染拡大が止まるかどうかはあやしいです。

 

またSARSとは違い、中国だけでなく日本を始め韓国やイタリアなどの他の国でも渡航歴のない人間のヒトヒト感染が拡大しており、中国以外では約30カ国で1200人以上の感染が確認されたほか最近ではイラン、韓国、イタリアで感染者の急増が報告されています。

 

そういった背景から感染拡大防止のために人の集まるイベントの中止や不要不急の外出の自粛が叫ばれており、これは経済活動に大きなダメージを与えるでしょう。

 

アメリカではまだ新型コロナウイルスは感染拡大していませんが、中国人の多い州では新型インフルエンザ(恐らくコロナウイルス)が流行っていますし、今回はアメリカも無傷では済まないと思います。

 

こういった新型コロナの感染拡大により日本中国アメリカというGDP上位の国々で経済活動に支障が起こり始めており結果としてGDPが下がりそうという点と、これまで極東の黄色人種の間で流行っている疫病だったのが、対岸の火事ではなくなってきたというのが全世界規模の株安につながっているのだと思います。

 

もちろんここから日銀やFRBなどの中央銀行がお得意の金融緩和で株価の下支えを行うでしょうが、中央銀行の買い支えに便乗している外資系ファンドは市況が良くならない限り積極的には乗ってこないと思うので、感染が拡大している間は当面リスクオフの流れが続くと思います。

 

そしてこの新型コロナウイルスのリスクとして当座の経済活動の停滞もありますが、あと1,2か月で収束しなかった場合、今後たとえ終息宣言が出たとしても、その期間のイベント中止や自宅待機などの経済停滞により体力のない中小企業がバタバタと倒産することで、それに伴う消費・賃金の下落の影響による更なる景気の悪化に繋がり、株価は真綿で首を絞めるかのような下向けの値動きをする可能性があります。

 

 

mainichi.jp

 

 

「総悲観は買い」という言葉がありますが、信用不安からパニックが発生し、実体経済には変わりがないのに大きく売られるような状況下は確かに買いです。一方で今回は、経緯を慎重に見守り、経済への影響をひとつひとつ見極めながら価格形成を進めているような状況ですから、SARSのように春先に自然消滅でもしない限りこれから先も株やビットコインといったリスク資産の価格は下がり続ける可能性も高いと踏んでいます。

 

逆に今回のショックで強いのは金とドルですね。金は今回の騒動で過去最高値に迫る勢いの価格上昇を見せています。

 

 

www.sankei.com

 

 

 

やっぱりリスクオフ資産は今のところ金とドルでビットコインはまだまだリスクオフ資産には程遠いですね。またこれまで金融緩和による中央銀行の株式市場への買い入れでバブルのような様相を呈していたので、皆出口を探していたところに世界中の実体経済に影響を与える出来事が起こったので、これを機にバブル相場からEXITしようとする流れを加速させているのだと思います。

 

コロナウイルスの致死率や後遺症などの実態がまだ分からない今、自身の健康状態に気を付けると共に感染が拡大し世界中でパニックが起こっている間は個人的にはドルと円をポジションの中心にして株などのリスク資産は清算しておくと共に感染拡大に伴う今後の景気後退の影響を見極めていきたいと思います。

 

まあ日本の場合はコロナウイルス問題が表面化する以前の2019年9~12月期のGDPは年換算で-6.3%というリーマンショックや東日本大震災レベルの不景気なので、コロナ以前にかなりやばい状態で更にコロナで追い打ちが掛かっているためとんでもない結果になりそうだと思うんですけどどうなんですかねー。

 

お得意の改ざんで誤魔化すつもりなのかもしれませんが、経済指標は最悪で頼みの綱の株価も下落、その上命の危険につながりかねないコロナ対策も適当ですし、そろそろ皆今の政権に我慢できないレベルに来ていると思うので、時流の変わり目に差し掛かっているような気がします。では~

 

 

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