安倍政権の誕生から退陣までの2869日を振り返る

市況まとめ(保存用)
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先日安倍首相が辞任の意向を示しました。持病の潰瘍性大腸炎の悪化が辞任理由らしいですが、大平氏とか小渕氏のように総理大臣が本当に療養必要なレベルの時は即代理立てて入院しますし、診断書もないので多分仮病でしょう。

 

オリンピックも中止でコロナで評判も下がったところで総理大臣の任期最長記録は更新したので引退するかって感じでしょう。潰瘍性大腸炎は完治しない難病ですし、こういったことをしてると本物の潰瘍性大腸炎の患者さんが困ると思います。

 

経済政策

 

安倍政権のもとで企業利益はほぼ2倍、株価はおよそ3倍になりました。民主党政権時代の円高放置からの日経9000円は異常だったので株価対策という方針自体は良かったと思います、ただそのために日銀が異常な規模のETFの購入を行っており、その後処理をどうするのかが大きな課題になっています。

 

関連記事:アベノミクスの失敗は日本を崩壊に導くだろうという話

 

 

安倍政権下で企業利益は大幅増加しています、まあこれだけ見ればいいことですが、利益の中身は非正規による人件費の削減が大半、利益は配当などで還元せず内部留保を増やしているだけという結果に終わりました。

 

 

 

その結果トリクルダウンは起こらず、一般市民への賃金は伸びておらず、そこに追い打ちをかけるような消費増税で家計消費も伸びないという結果に終わりました。

 

 

「安倍政権の最大の功績は、民主党政権が悪化させた失業と雇用をアベノミクスで改善させたことだ」というのが社会の認識だと思いますが以下のグラフを見るに「雇用の改善は民主党政権期から始まり、その後、大きなトレンドの変化はない」ように見えます。
経済政策については株価対策をしたという点以外なにも評価できる点はないです。その株価対策も日銀に多大な負担を強いていますし、市況もアベノミクスの失敗、エンゲル係数の上昇、家計消費の落ち込み、消費増税と7年近くかけて日本をさらなる不景気に落とし込んだという見方が妥当でしょう。潤ったのは一部の富裕層だけで経済政策としては完全な失敗だったと思います。
平均年収は今より百万くらい多くて、物価は今より安い 自家用車、住宅購入は当たり前。年間金利は5% 消費税はゼロ 社会保障費は今より格安 国立大授業料は今の1/10 医療費負担は1割 高齢者医療は無料 これが昭和末期の日本です。本当にアベノミクスで生活良くなりましたか皆さん?僕はそう思いません。
ニュースや自民党は「アベノミクスにより高齢者や女性が働ける環境が生まれ失業率が大幅に下がった」と語ります。しかし見逃せないのは実質賃金低下です。実質賃金が下がり総雇用者数が増える。難しい経済理論を知らなくても肌感覚で「みんな貧乏になり働かざるをえなくなった」と分かるでしょう。

外交

 

じゃあ外交では目覚ましい成果をあげたのかというとそうでもなく、ばらまき&全方位に対する土下座外交と言わざるを得ません↓

 

 

 

 

そして、一番が北方領土です。当初安倍首相は「私の代で北方領土問題に終止符を打つ」と言っていましたが日露和平交渉の結果、3000億円を献上し北方領土をロシアのものとして確定させるという最悪の形で終止符が打たれました。

 

和平交渉終了後の「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている~」という謎ポエム、プーチン大統領も笑っていましたが、確かにもうあきれるを通り越して笑うレベルです。成果以前の問題ですね。日本近代史の汚点になってしまいました。

 

かろうじて唯一評価できるとすればトランプ大統領との関係性ですね。中国が武力を強め、東シナ海や太平洋に進出しようとしている中でトランプ大統領と連携できていたことは評価できると思います。

 

不祥事(忖度・汚職)

 

そして、この政権下では首相本人だけではなくそのお友達絡みで森友事件や桜を見る会など様々な不祥事が起こりました。辞めた総理大臣に対して「お疲れさま」なんて言うのはお行儀のいい国民だとは思いますが、国民がお行儀良すぎるからこそ、こんな前代未聞の汚職事件がスルーされてしまったのもまた事実で、アメリカに見たいに暴動で街を壊せってわけではありませんが、過度にお行儀よくある必要はないです。

 

なんかすごい政策を行って日本を立て直したなら分かりますけど、自分で勝手に病身をおして消費税を2度引き上げ、身内の不祥事を野放しにするだけならまだましでもみ消しまでし、国有地を格安で払い下げ、国民にも議会にも説明を拒み、パンデミックの最中にも利権誘導に明け暮れ莫大な税金でマスクを送りつけ…ってありがた迷惑でしかないのだけど、なぜ感謝を要求されるのか…。無能で腐敗した政権は国民の命や財産を危険にさらすのだから国民としてちゃんとNOを突き付けるべきでしょう。

 

終わり

 

というわけで安倍首相の約7年間、2869日を振り返ると、こんな有様で最悪だったと言えるでしょう。

 

・経済政策は失敗

⇒株価だけは上がったがその他の景気指標はリーマンショックレベル

・外交も失敗

⇒トランプとの関係性は評価に値するもののロシアに北方領土を3000億円と共に献上、他にも土下座&ばらまきを繰り返すも目立った成果なし

・汚職や三権分立への干渉

⇒閣議決定による検察庁人事への干渉や強引な法解釈、森友や桜を見る会の汚職

 

安部首相は良く「悪夢のような民主党政権」と言っていました民主党政権が悪夢なら安倍政権は地獄でした。後任は菅義弘官房長官になるようで、経済政策の方は引き続き金融緩和を継続するということで日本株を保有している投資家としては安心感が持てますが、日本国民として消費税が引き下げは考えていないなど全世界が減税とMMTの流れの中で、相変わらずガラパゴスなことやろうとしてるなーという感じです。恐らく景気などの大きな部分は安倍政権時と変わらないでしょう。

 

まあ日本の失われた30年のデフレは消費税だけでなく、大企業の過度な保護による国際競争力の低下や竹中平蔵による非正規の拡大による中流消滅&格差拡大など様々な要因が絡まっているので総理大臣が変わったところで劇的にどうこうなるものではないでしょう。

 

それよりむしろ「なぜ一度病気と無能で見限られた人材を再び総理に就け、8年も政権が持ったのか」がという事実が、日本の政治の腐敗というオワコンっぷりを象徴しているわけで太平洋戦争と同じで結果だけでなく過程を振り返って、そこを反省しない限りなんにも変わらない。まあ公文書もGDPの集計資料も破棄したらしいので検証もできませんが。。。

 

安倍晋三氏や菅義偉氏の背後で、あんぐり口を開けて貧困対策に使われている微々たる予算の裏で、数十倍や数百倍の税金を飲み込み続けている電通やパソナ。安倍政権の腐敗によって日本はいまや強者(自民党)に群がる連中だけが得をするコネ国家になりつつあります。

 

後任はその流れを汲む菅さんで安倍政権下で行われた不正行為は水に流されるのでしょう。そしてそれを真剣に咎める勢力もいない。日本はこのまま自民党回りの上級国民とそれ以外で格差拡大する一方だろうなと思うこの頃です。

 

 

 

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