今回はビットコインキャッシュの将来性を改めてまとめてみます。
今までの話は↓の記事にて執筆していますので、興味がある方は読んでいただけると幸いです。
ビットコインキャッシュは発展途上国に必要不可欠
アフリカのような発展途上国には日本とは違い、政情が不安定で政府発行の紙幣には信頼がありません。なので政府紙幣の代わりとしてビットコインキャッシュ(BCH)が普及する可能性があるのではないかと私は考えています。
ケニア、タンザニアにおけるモバイルマネー推移チャート。
ケニア 2007年1.8億ドル → 2008年19億ドル
タンザニア 2009年1億ドル → 2010年6億ドル途上国実需マネーの伸びは凄いよ。 #BCH もこうなるはず😘 pic.twitter.com/j4C5JD9QSj
— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2018年2月1日
BCHが進めてる第三世界っていわゆる発展途上国なんだけど、どの位の人口がいるのか調べてみたらビックリ。世界の全人口の約8割以上と言われているらしい。
つまり、この市場の覇権を取るって事がどんだけ凄い事か…
BCH万歳! pic.twitter.com/9oLzFMwCqw— ニラおじ (@C05vvwIYThTzeTa) 2018年2月22日
nchainはアフリカ進出に意欲的
ビットコインキャッシュ(BCH)の開発を主導しているクレイグライト氏も所属しているnchain社はアフリカの会社であるCentbeeWalletと協業しており、これはアフリカで #BCH を広める起爆剤になるのかもしれません。
↓のツイートは実際にビットコインキャッシュがアフリカで使われている様子です。
Thank you #BCH #BitcoinCash community! #BCHForEveryone pic.twitter.com/XAbLXV4k34
— Eat BCH (@EatBCH) 2018年2月18日
We’ve been working very hard to not only deliver food in our closest community, but also in many other communities. Today we gave food in 2 different locations! Thank you #BCH #BitcoinCash pic.twitter.com/7VOwzX6ytJ
— Eat BCH (@EatBCH) 2018年2月24日
SMS送金とウォレットセキュリティー
BCHはビットコインを開発していた元メンバーが集まっていることもあり、技術的にも他の仮想通貨プロジェクトよりも先進的です。
テクノロジー:「Handcash」は、次の進化系の暗号通貨ウォレットです。
Bitcoin Cashのために開発されました。ベータ版のダウンロード:https://t.co/4PjSYFUWHN…
私たちはすぐにこれについてもっと報告し、主流の使用への扉を開きます。#求むBCH実需イヤー https://t.co/p9k4dpj0XZ— 子規 (@Shiki_Shikicoin) 2018年2月11日
この「Handcash」はBCH専用のウォレットで、非常に使い勝手が良いです。またCoinTextがリリースされるとこれで世界中のどんな携帯ともインターネットなしでBCHを簡単にやり取り出来るようになります。
このCoin Textでは他のウォレットのようにアプリ、スマホ、登録、パスワード保管、二段階認証..etc一切不要です。
BCHファンとして、私が一番衝撃を受けたのは、やっぱコレです!!インターネットを使わず、ガラケーでBCH送金ができるということです。
つまり、インターネット使わないので、中国のグレードファイヤーウォールにアクセス制限、監視されずにビットコインキャッシュ(BCH)が送金が出来ます。
さすが、ビットコイン創設期メンバーが開発に携わっているだけあって送金インフラ最強はBCHでしょう。
これはコインチェックのハッキング被害などで明らかになった仮想通貨ウォレットのセキュリティー問題に対しての1つの解決策であり、ビットコインキャッシュは仮想通貨の最先端を走っている根拠でもあります。
ブロックサイズの拡張とグラフェン
BCHは2018年の5月と11月の2回に分けてブロックサイズを現在の8MBから32MBへ容量拡張します。
加えて、サトシと開発を共にしたギャビン氏は現在BCH大容量ブロックの圧縮送信技術grapheneを開発しています。
これはブロック情報を従来より10倍近く効率よく伝播させる技術であり、グラフェン&ブロックを32MBに拡張することで、ビットコインキャッシュの実質的なブロックサイズは320MBになることなります。
これにより、理論上秒速1500件の取り引きを処理することが可能になります。
このように、BCHは持ってるだけのデジタルアセットは目指しているのではなく、使われるための決済インフラになろうとしているのです。
カラードコインとスマートコントラクト
ビットコインキャッシュ(BCH)のビットコインにない大きな違いとしてはカラードコインとスマートコントラクトを実装中であるということです。
スマートコントラクトはイーサリアムで一気に有名になった言葉なので、知っている人もいるかもしれませんが一応説明しておくと、「契約内容」を予め定義したうえでプログラム化しておき、「執行条件に合致。 したイベントが発生した場合には、契約が自動的に執行される」ようにするシステムです。
つまり、契約に基づいた処理を自動化しておくシステムです。スマートコントラクトは、分散型台帳技術と相性が良いものとされており、分散型台帳上にスマートコントラクトを 盛り込んでおき、イベントの発生によって分散型台帳上での取引(資金 の支払いや担保の移動など)を自動的に行うようにすることが可能となっています。
スマートコントラクトの分かりやすい例としては、「自動販売機」があります。つまり、「必要な金額の投入」と「特定の飲み物のボタンを押す」という2つの条件を満たすと、自動的に「特定の飲料を出す」という契約が実行されます。
この一連の流れにユーザー自販機が契約をいちいちかわす必要はなく、 予めプログラムによって決められた契約が自動的に履行されるのです。
このスマートコントラクトは将来的に様々な場面で使われることが想定され、イーサリアムの開発メンバーの一人であるホーキンス氏が携わっているADAコインのようにオンラインカジノでの導入を目指すプロジェクトもあります。
→ADA(エイダ)コインとは?購入方法とチャート・今後の将来性についてのまとめ
他にも金融界で検討されているのはス債券を発行するときに、利払日や償還日、金額、支払方法などを予めプログラムしておき、期日になると、それらの支払いが分散型台帳上で自動的に実行されるようにした債券の開発などが提案されています。
【衝撃】スマートコントラクトが BCHについにやってくる!
カウンターパーティーキャッシュ(@XCPCash)はERC20の競争相手を発表します。 Edge Wallet(@EdgeSecure)で動作します。 Blockfreight、Parity、Bitcoin ABCがXCPインフラストラクチャをサポートします。https://t.co/jpBQPMA7ve… https://t.co/iDfFfASZLm
— 子規 (@Shiki_Shikicoin) 2018年2月20日
そして、カラードコインとは、ビットコイン(キャッシュ)に資産(アセット)に関する情報を付加することによって、さまざまな資産(株式、債券、貴金属など)を少量のビットコインと共 に移動させるという手法です。
つまりビットコインに「色」(情報)をつけることで、あらゆるアセットを表現し、その移転を行うことができることから、「カラードコイン(色のついたコイン)」と呼ばれています。
これはイーサリアムでいうERC20トークンやネムのモザイクと同じ役割を果たしています。
現在のビットコインはブロックサイズが1MBしかなく送金するのもやっとの性能ですが、これはライトニングネットワークを使わせたいブロックストリーム社がビットコインの性能を意図的に制限したことによって起きたものです。
これに反発してビットコインから分裂し誕生した本来のビットコインであるビットコインキャッシュ(BCH)には、その取引に必要なデータ(送金額や送信先など)を書き込む領域以外に、付加情報を書き込めるレイヤーが用意されており、カラードコインではこの領域に資産のデータを載せて アセットを価値移転を実現させます。
これはイーサリアムやネムでも行われていることですが、ビットコインキャッシュはこれらよりもさらに高性能だそうです。
BCHに#XCPCが導入されることはERC20と比べてどうなのかに対して
クレイグ博士『ERC20は単純でレベルが低い。Bitcoin Cash(#BCH)はそんな低レベルなことをするつもりはないよ。BCHは何でもできるようにするよ』 https://t.co/IHb1FULUmE— べーすけ(BCH changes the Block chain world!) (@Mag1cmax) 2018年2月20日
→ビットコインキャッシュのロードマップが更新!本格的実用化に向け大きく前進!
→2018年5月ビットコインキャッシュ(BCC/BCH)が大規模なカンファレンスを開催!
BCHは着々と普及している
BCH基軸の仮想通貨取引所が増殖中。インド市場で増加傾向。インドの人口というと世界の18%を占めており、中国の19%に続く世界二位。2024年には中国を追い抜き世界首位になると言われており、インドでのBCH基軸化の流れは今後の仮想通貨業界に大きく影響を及ぼすだろう。https://t.co/qO3FpnHGBw
— ぺろぺろ (@hima_joke) 2018年2月9日
セントラカード(仮想通貨デビットカード)で #BCH 使用可能に
これで、世界3000万店舗で決済可能だとか・・・ https://t.co/AvTyd7YcSb— 月衛とぶ蔵@仮想通貨[BCH] (@tobuzo_net) 2018年2月10日
加えて、米国の仮想通貨ATMネットワーク『Athena Bitcoin』全ての台で $BCH が利用可能になったとの事。
現在イギリスのCoinexなど、BTCではなくBCHを基軸通貨として仮想通貨取引所が着々と増え始めています。
今はまだその影響があまり出ていませんが、これから時が経つにつれてこの波は世界に広がっていくと思います。
はい、SBIからお墨付き頂きました! #BCH は年末には世界中で毎日のお買い物に使われるよー! https://t.co/WlecSE32fC
— 巽@キュロス君スキーなBCHゴリラ (@0130_coyote) 2018年2月11日
→仮想通貨取引所への振込入金に住信SBIネット銀行がとても便利!!
終わり
現在仮想通貨は確かに便利さや社会を大きく変えうる将来性の片りんを見せていますが、現実は取引所の不手際やセキュリティーリスクなど実用化にはまだまだハードルがあるのも事実です。
しかし、そういった問題はビットコインを最初に発明したスタッフによって一つ一つ解決に向かっているので気長に待ちましょう。
Handcash wallet のクールな機能。
NFCタグシールにウォレットをバックアップ可能。これがあればリカバリーパスフレーズを書かなくてもバックアップ出来る。ビットコイン(BCH)がどんどん使いやすくなって行くって最高。 https://t.co/ZMpIXFnlTm— Pluton (@23pluton) 2018年2月21日
こんな感じで仮想通貨の管理に煩雑さもビットコインキャッシュの開発陣によって少しずつ解消されていっています。
ソフトウェアの開発って結局開発者がすべてなところもありますし、そういう点では、BCHはクレイグ・ギャビン・ジハン・ロジャーといったビットコイン界のレジェンドもいっぱいいて、ビットコインの歴史を知ってればこの通貨が一番ポテンシャルが高いのではないかと私は考えています。
ビットコインの対抗馬ともいえるビットコインですが、ビットコインが現在スケーリング問題解決の手段として開発しているライトニングネットワーク(LN)は資金決済法や様々な問題を抱えており、到底実用化できるレベルにないと考えています。
「私たちはBitcoin Cash vs Lightning Networkをテストしました.LNはとても不必要で複雑すぎると感じています。また、Bitcoin Cashの料金よりもさらに高価です – それは$ 50のチャンネルを開いたり閉じたりするごとに$ 3の料金を考慮していません。また、2つの異なる残高ですか?混乱する。」#BCH https://t.co/Bvwqwoo2LD
— MA (@MAhistoria) 2018年2月21日
→日本の有名ビットコイナーが教えてくれないライトニングネットワークの嘘と真実
今は仮想通貨=ビットコインという認識ですが、仮想通貨が決済手段として世界で普及し日常に当たり前の存在になったとき、ビットコインは本来の目的から逸脱し一部の人間の集金システムになっているというこの事実に多くの気づくでしょう。
そして、ビットコインの価格は暴落=限りなく0になると私は思います。
「BitcoinはBTCとBCHの両方ですが、1つしか継続せず、それは拡張性のあるものです…
それはBCHです」#BCH🚀 https://t.co/H0p4hbtDbZ
— MA (@MAhistoria) 2018年2月23日
それによって現在のビットコイン(BTC)が基軸となっている仮想通貨市場には大きな痛みが伴うかもしれません。
ですが、これはあくまでビットコインだけの問題でありブロックチェーンの問題ではありません。(そもそもライトニングネットワークはブロックチェーンを使っていません。)
そしてナカモトサトシが世界中のあらゆる人が政府に干渉されず安い早い便利な送金ができるようにするためにというビットコインの本来の理念と立ち位置はビットコインキャッシュに受け継がれています。
BTCは、ケインズの言う美人投票理論(群集心理)によって買われていたに過ぎず、ファンダは考慮されていないと見るのが妥当だと思ってます。長期的にはファンダ銘柄が勝つのは世の常ですので私はその時を気長に待っています。
そしてこれからの時代はおそらく国や企業がブロックチェーンを使い、独自の通貨(トークン)を発行していく時代になるでしょう。
→【仮想通貨】ブロックチェーンが作るトークンエコノミーの社会
そんな中で各々が作ったトークンの為替手段として使われるリップル(XRP)、特定企業や政府が管理しない非中央政権のシステムであるビットコインキャッシュ(BCH)、企業がトークンを作成・管理するのを助けるNEM(ネム)は伸びる通貨だと考えています。
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