インバウンドとは、「入ってくる」「内向き」という意味を指します。
最近、海外から日本に観光に来ている外国人数が莫大に増え、円安の影響もあって日本製の家電や医薬品などを爆買いしていることで、家電メーカーや観光地の宿泊施設などを経営する企業が注目されています。
訪日外国人倍増は安部首相が掲げる成長戦略でもあり、その恩恵を受けるインバウンド銘柄はまさに国策銘柄と言えるでしょう。
政府の見通しによると、これからも訪日観光客は右肩上がりで増え続けるようで、中国人などによる「爆買い」が落ち着いた今でもインバウンド関連企業は長期目線で投資先として有望であると言えます。
そういうわけで今回は将来有望と思われる代表的なインバウンド銘柄を紹介していきたいと思います。(まあ半分自分用に備忘録みたいなもんです笑)
・<3753>フライトホールディングス
フライトホールディングスは、モバイル決済端末を取り扱う企業で、アップルペイ対応の決済端末を取り扱っていると発表したことで大きく株価が上がりました。
加えて、電子決済事業に関する2つの特許権を取得したことを発表。一つは「複数暗号鍵の切替に関する特許」というもので、複数の暗号鍵をセットし要とに応じ切り替え使えるというもの。もうひとつは「無線を使った複数機器の設定に関する特許」で、無線通信する複数の聞きを設定する際に、操作をカンタンにできるようにし、安全に使えるような仕組みとのことだ。
どちらの特許も、フライトHDのモバイル決済端末「インクレディストプレミアム」に使われている技術でこれからもさらなる飛躍が期待できます。
・<2479>ジェイテック
ジェイテックは技術者派遣や請負事業を中核とする企業だが、その一方で外国人観光客向けに「多言語対応注文支援システム グルくる」で特許を取得しています。
システムとしては旅行者はアプリをインストールするだけでよく、また店舗側にとっても導入コストがすくなく済むというもので便利なものなのですが、問題としてはこのグルくるを導入している店舗数が増えていくかということです。
それに外国人客のメニューはメニューを番号制にしたりと店側でも簡単に工夫うできるので、わざわざこんな機械を導入しなくてもよいのではという感じもします。
他にも<2729>JALUX<3086>J.フロント リテイリング<3099>伊勢丹ホールディングス<3179>シュッピン<7513>コジマ<7532>ドン・キホーテ<8202>ラオックス<9201>JAL<9202>ANAホールディングス/9202<9603>エイチ・アイ・エス<9706>日本空港ビルデング/9706<9708>帝国ホテル/9708<9831>ヤマダ電機/9831
などがインバウンドの恩恵を受けやすいと言われています。
インバウンド関連銘柄は2014年から2015年くらいの時期に特に注目されたテーマ株で2016年以降は下火になったテーマだと個人的には感じます。
しかし、政府としてはインバウンド客数の増加は2020年の東京オリンピックに向けての重要政策課題であり、そのための外国人の色々な工夫が駅などの公共施設でも行われつつあるのを、歩いていても目にします。
インバウンド関連銘柄は、2020年までは定期的に注目されるテーマであるので注目の前触れが出たときにしっかりと関連銘柄を押さえておきたいです。
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