ナカモトサトシはビットコインキャッシュを支持
SBI証券の北尾氏は17年10月の株主総会の中でナカモトサトシと面会し議論を交わしたとしています。
その後北尾社長はビットコインキャッシュのマイニングを本格的に開始しているため、ナカモトサトシはビットコインキャッシュを支持している可能性が高いです。
⇨ナカモトサトシと目されるクレイグライト氏とは何者なのか!?
ビットコインキャッシュの将来性
今のコア派=ブロックストリーム社によって独占開発されているビットコイン(b1x)はスモールブロック、そしてSegwitが導入されており、高コストかつ取引が遅延している状態です。
それに異議を唱えているマイナーたちはビットコインキャッシュを推し始めています。
実際、ビットコインキャッシュはブロックサイズがb1xとは違い8MBのビックブロックでSegwitも入っていません。
ビットコインキャッシュは取引手数料も数円と低コストであり、ナカモトサトシの目指した本来の価値保存と決済手段を兼ね備えたビットコインにもっとも近い存在です。
Bitcoin Cash fees are absolutely near zero per transaction. This is why BCH is scalable and BTC is not. pic.twitter.com/mIeUyseMi3
— Eli Afram (@justicemate) 2017年11月3日
そのため、ジハン氏を始めとするマイナーたちはビットコインキャッシュ(BCC/BCH)を支持してし始めています。
コア派はビットコインを「デジタルゴールド」と言うけど、「デジタル産業廃棄物」の可能性をどうして考えない?送金できなくなったら価値を保存しても意味ないだろ。
— ブロックちゃん (@block_chan) 2017年11月3日
Segwitコアが提唱する価値の保存「デジタルゴールド」がビットコインキャッシュの提唱する「キャッシュシステム」より価値が低い理由。金の時価総額は「7兆ドル」、世界の通貨供給量は127.8兆ドル。ビットコインは「価値の保存」というアイデアがいかに馬鹿げているかわかる。 pic.twitter.com/t8vvvP55RK
— Pluton [YES∞X] (@23pluton) 2017年11月4日
ビットコインは価格が上がり続けているために仕組みのしっかりしたものと思われがちですが、大手マイナーのジハン氏やViabtcのロジャー氏、そしてマイク=ハーン氏などビットコイン最初期にいた古参ビットコイナーは現在のブロックストリーム社によるビットコイン開発独占と私物化に異論を唱えて、リップル(XRP)などの他の仮想通貨の開発に移ったり、ビットコインキャッシュを支持しています。
まとめ
これがマイナーたちが今のビットコインの開発陣(コア派/ブロックストリーム社)にと対立しているのとマイナーたちがビットコインキャッシュを支持している理由です。
ビットコインの発明者であるナカモトサトシ氏の目指したビットコインは政府などの管理者を介さず低コストかつ高速で価値のやりとりができるシステムでした。
しかし、ナカモトサトシ氏が消え開発を引き継いだオースティン氏などが共同でブロックストリーム社は自分たちがビットコインの取引手数料で利益を上げるためにブロックサイズの拡張という手段を無視し、Segwitとサイドチェーンでの取引処理システムであるライト二ングネットワーク(LN)という手段で、ビットコインのネットワークを私利私欲で独占しようとしています。
どちらがビットコインにとって悪なのかというと、私にはコア派(ブロックストリーム社)のほうがビットコインにとって悪影響を与えるいるように見えます。(あくまで個人の意見です)
なぜ日本ではコア派が多いのか?
日本で最初にナカモトサトシ氏のビットコインの理念に共鳴し、ビットコインを支持するためコミュニティーは、日本デジタルマネー協会という法人団体です。
ここが日本におけるビットコインの喧伝の大手団体であり、Twitterでフォロワーの多くいる〇石先生などはここの理事を務めており、こういった方が日本でのビットコイン情報の根源にいるため、日本ではコア派=正義、マイナー=悪という感じにビットコインコミュニティーに内情が伝えられています。
実際に日本のビットコインに近いツイッタラーはコアに有利な情報はすぐ日本語にして発信しますが、イーサリアムの開発者であるヴィタリク氏がコアを批判した件についてはダンマリで、コアに不利となるニュースはほぼ全くと言っていいほど発信せず非常にコアよりになっています。
ちなみに彼らの主張のソースの大半は/r/bitcoinというサイトであり、ここはブロックストリーム社が管理しているサイトで、コア派の意思に反対するコメント(ビックブロック派のコメント)などは削除される検閲が敷かれています。
なので、彼らまたはその取り巻きの方は非常にコア派よりの発言となっています。
日本デジタルマネー協会とやらはブロックストリーム社に肩入れし過ぎ。元々単なるFacebookのビットコインファンクラブの癖に調子に乗りすぎたのだろう。ここまでブロックストリーム社とNO2Xに加担したならば、S2Xフォーク成功と同時に協会を解散すべき。日本のプロパガンダ製造元。
— Pluton [YES∞X] (@23pluton) 2017年10月23日
ちなみにビットフライヤー(bitflyer)の所属している日本ブロックチェーン協会(JBA) で、こことはまた違います。
終わり
ビットコインの本来の目的は、ユーザーがいかに便利かつ快適に価値のやり取りを行えるかというユーザビリティの向上です。
別に発明者であるナカモトサトシの意思を絶対尊重するわけでもありません。
いわゆるビッグブロック派って、サトシ論文を絶対視してるわけじゃなくて、ビットコインネットワークのスケーリングに対して、ライトニングじゃなくて、ブロック拡張の方が技術的に正しいと思ってる派だから、別にサトシを神聖視しているわけじゃないのは理解して欲しいとは思う。
— ブロックちゃん (@block_chan) 2017年11月3日
まあ、いずれビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)のうち、低コストかつ処理速度の高い、つまりユーザーが使いやすい方が生き残り、そうでないほうが自然と淘汰されると思います。(もしくは内部対立している間に他のアルトに取って代われる可能性もあります。)
追記:
ビットコインの歴史についてはデジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語という本が詳しく解説しています。
こちらの本でビットコインの仕組みと作られた経緯、そしてその歴史を鑑みればビットコインキャッシュが支持されている理由がより理解できると思います。
真剣にビットコインについて理解したい方にはオススメの一冊です。
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