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Ripple社のプロダクト(ripplenet・xCurrent・xRapid・xVia)のまとめ

リップル
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リップル社の目指すゴール

 

Ripple社は今メールやLINE、SNSで文字情報をやりとりするのと同じように、銀行を介さず簡単に価値のやり取りができるようになる「価値のインターネット(Internet of Value; IoV)」を実現するという大きなビジョンのもと設立されました。

 

それ以後、リップル社は高度なブロックチェーン技術(分散台帳技術)を基盤として、銀行と送金業者そしてその顧客に対して国際送金を真に効率化するための堅牢な法人向けソリューションを開発してきました。

 

そして、現在、Rippleのグローバルな送金ネットワークは90社以上の顧客、75社以上で商業利用に向けた取り組みがされるまでに拡大しており、ネットワーク上の全ての取引を統制する共通の送金スタンダードが作成されています。

 

リップル社は世界中の規制当局と密接に連携し、ブロックチェーンがいかに国際送金をつまりはグローバルコマースを革新するかについて積極的に発信しています。

 

XRPは送金向けに最も適したデジタルアセットとしての地位を築いています。マーケットと顧客ベースが進化するのに対応して、リップルのプロダクトがどのようにRippleの唯一のビジョンを達成するために収斂しかつ拡大しているかについて、説明をしていきます。

 

まず前提としてリップルは送金を低コストかつ高速に行うためのプロジェクトの総称であり、リップル=XRPではありません。

 

そして今のところ公開されているリップル社のプロダクトは『ripplenet』『xCurrent』『xRapid』『xVia』の4つです。

 

 

RippleNet

 

リップル社の国際送金ネットワークにRippleNetという名前です。rippleのネットワーク自体はこれまでも存在してきたもので新しいものではないですが、これまで大きなモメンタムを築いてきた拡大するネットワークの新たな進化であると捉えています。

 

RippleNetは世界で唯一の国際送金用途の法人向けブロックチェーンソリューションです。

 

この辺はアフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者読めばわかるのですが、銀行はデジタル通貨による送金を実は20年近く前から検討しており、ビットコインが2009年にできたプロジェクトなのに対してリップルは2004年から活動しています。

 

 

 

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xCurrent

 

xCurrentは、即時国際送金をするために現在銀行やその他の金融機関が活用している既存の法人向けソフトウェアソリューションです。

 

つまり、Xcurretは銀行が使用するリップルネットワークだと言えます。

 

このソリューションではRippleNet上での双方向の送金メッセージングやエンドツーエンドのトラッキングも実現しています。

 

 

このXcurrentに使われているInterledger Protocol (ILP)はソリューションの根幹となるもので、様々な異なる送金ネットワークをまたがって即時送金することを可能とするものです。

 

将来のニーズに応えるためには、ILPこそがグローバルなネットワークをスケールさせる唯一の方法であると確信しています。

 

 

 

 

Rippleネットを参加する金融機関が導入するSWがxCurrentです。これが送金情報を処理します。そしてxCurrentにアクセスするために送金業者が利用するSWがxViaです。xViaは送金を実行します。

xCurrent xViaを使えば既存のアナログな送金からデジタルな送金が可能になりコストが30%削減できます。

 

リップルのxCurrentは外貨の交換を伴う国際送金でもPaymentとSettlementまでの時間がほぼ同時に行われます。これが革命的な所以です。確実に決済が完了してしまえばなくなる可能性がないんです。

 

これによって今まで中継銀行やコルレス銀行といった大きな銀行を通してしか国際送金できなかったために起こっていた手数料も高いし決済処理も遅いという問題が解決されます。

 

まあ今のところ銀行は値動きの激しいXRPを使うことはまず無理なのでXRPの流動性と価格が高まりボラティリティが安定するまでILPを使っているXCurrentを使うのだと思われます。

 

数年後にXRPの価格がもっと安定するようになれば銀行がXRPを直接保有する可能性は十分にあると私は考えています。

 

 

 

xRapid

 

xRapidは、現在開発中の送金業者向けの新しいプロダクトです。xCurrentをマーケットに投入して以降、途上国における低コストの流動性ソリューションがまだ満たされていないニーズとして存在していることが明らかになりました。

 

 

https://twitter.com/Exri8Exri/status/955451513266044928/photo/1

 

 

 

xRapidは途上国における送金の流動性コストを低減するためにXRPを独自に活用します。現在プロダクトは開発中ですが、今後数ヶ月の間にこのプロダクトについてより詳細を共有することを楽しみにしています。

 

XRPを保有している私たち一般ホルダーが一番気になるには実際にXRPを使用しているこのxRapidです。

 

これが使われるという事はXRPの需要↑=価格上昇にもつながるのでその動向に注目したいです。

 

もちろんxRapid以外の他のプロダクトもリップルのネットワークを普及させるという意味合いで間接的にXRPに需要↑に繋がります。

 

XRP開発者のDAVID氏は「xRapidを利用する人たちは、自分が裏でXRPを使ってたことを知る必要はないんだ。でも実際はその全ての両替で、XRPが間に入って使われているんだ。」と発言しており、xCurrentも同じ理屈で、それを利用する人はxRapid/XRPを何の気なしに使えるような仕組みになっています。

 

そして、このxRapidは既に提携するパートナーも存在しており、実際に稼働すればXRPの流動性は大きく上がると思われます。先日には世界有数の外貨両替業者である「MercuryFX」と
個人間のオンライン送金を扱う「IDT Corporation」がXRPを使うxRapidの新しいパートナーとして発表されました。

 

xRapidに関しては、テストではなくすでに実際の送金に使っているパートナーが複数存在するようです。

 

 

 

 

このxrapidに使われているXRP、俗にリップルと呼ばれている仮想通貨は既に銀行などの金融機関から仮想通貨の枠組みを超えて、金の電子版ともいえるデジタルアセット(電子資産)だと認められているのです。

 

銀行は送金がメインなので、xCurrentを使い、xRapidはFX市場や取引所などが導入してXRPの流動性を提供するものです。

 

MUFJやSBI証券などが仮想通貨取引所をはじめるのはその両方を事業にするためだと思われます。

 

今のXRPは現物でも十分に価格変動がありますがこれから価格がもっと上がって価格変動(ボラティリティ)が今の現行通貨レベルにまで落ち着けば、FXのようにレバレッジを掛けて取引する時代がやってくるのはないでしょうか?

 

 

xVia

 

xViaも現在開発中の新しいプロダクトです。xViaはRippleNet上で銀行や送金業者を通して国際送金をしたい金融機関または企業向けのソリューションです。

 

xViaは送金ステータスの透明性を確保しながら送金し、請求書などの豊富な送金情報を送信することを可能とするシンプルなAPIをスタンダードなインターフェースとして提供します。

 

私は個人的に、送金業界においてRippleが顧客とともにもたらす可能性について興奮せずにはいられません。

 

リップル社は引き続きIoVを実現するというビジョンに向けて邁進しています。

 

その過程において私達のプロダクトはグローバルな送金における一貫性のあるシームレスな経験を提供します。

 

 

 

 

まとめ

 

xRapid:各国のXRP/法貨ペアを結合し送金ルートを生成。

xCurrent:新旧送金ルートを統合し送金ネットワークRippleNetを形成。

xVia:一般企業にRippleNetを利用させる。

 

 

RippleNet・参加者・製品の役割の全体像はこんな感じです。

 

 

 

 

XRPのマーケットが各国にでき流動性ができると図の右のようにシンプルな送金網が形成でき、高いネットワーク効果が生まれるんです。これを作ることがXRPの実需につながる一番の近道です。Rippleは目先の価格の吊り上げより、30年ぐらい先を見て動いてるのです。

 

 

 

 

リップル社がやろうとしている送金技術革命は壮大なものでどのプロダクトも目が離せませんが、その中でもやはりリップラーにとって注目したいのはXRPを使用すると明言されている『xrapid』です。

 

これが完成すれば、XRPが本格的に実用化されるということにもなるので、時価総額的にもXRPは上昇していくと思われます。

 

加えて、リップル社の中の人であるDavid Schwartz氏によると、『xrapid』以前に今年中にXRPがブリッジ通貨として、国際送金に使われる可能性もあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

リップル社は英国中央銀行(Bank of England)と米国連邦準備(FED)を含む90の銀行と既に契約をしており、今後の成長に大きく期待しています。

 

 

 

 

 

 

追記

 

こちらの アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者という本は送金面で仮想通貨を取り上げている本で従来のSwiftによる国際送金の不便さについて書かれているのでオススメです。この本を読めばリップルが次世代の国際送金におけるスタンダードになる可能性が高いとして注目されている理由がわかるかと思います。

 

 

 

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