Ledger シリーズとは?
Ledgerシリーズは、仏Ledger社によるUSBトークン型ビットコインウォレットです。
Ledgerシリーズは、その安全性を妥協することなしに、他社製品に比較して軽量且つ安価であることが特徴です。
デバイスをPCのUSB端子に接続するだけでWebブラウザからウォレットを利用でき、デバイス内に安全に保存された秘密鍵がその外に一切出ることがありません。
PCで入力される情報がウイルスやマルウェア、キーロガーで読み取られたとしても、物理的にデバイスと承認作業とが揃わない限り送金することが不可能であるため、Ledgerを使うとビットコインを安全に保管・使用することが可能です。
2016年の春以降、日本でもビットコインの知名度が上がり、昨今の価格高騰も伴い個人が高額のビットコインを保有することも珍しくなくなりました。
今までは、ビットコインの管理は一般的なユーザーには複雑でしたが、Ledgerシリーズの商品を使うと、PCとスマートフォンから簡単にビットコインを保管・使用できるようになります。
そして、Ledger Nano(レジャー・ナノ)は、PCのUSB端子に直接刺すことができる、ICチップを用いた非常に軽量(5.87g)なLedgerシリーズの定番モデルです。
ビットコインの送金時などは、付属のセキュリティーカード上の暗号表もしくは専用のスマートフォンアプリを使って承認します。
その承認の仕組みを活用すると、要求者と承認者を別にすることができるため、ビジネス用途にも最適です。
Ledger Nano Sとは?
Ledger Nano S(レジャー・ナノS)は、OLED液晶画面を搭載したLedgerシリーズの最新モデルです。ビットコインだけではなく、Ethereumにも対応しています。
この新モデルでは、セキュリティーカードもしくはスマートフォンアプリでの承認が必須であった前モデルに対して、端末のボタンから直接承認作業が行えるようになりました。
また、Ledger Nano SはFIDO準拠の認証方式に対応するため、GmailやDropbox、Githubと言ったサービスで、二段階認証用のデバイスとしてそのまま使用する事ができます。
Ledger Nano Sの初期設定
まずUSBケーブルでLedger NanoとPCを接続します。
Both bottomと押せと液晶画面に出てくるので側面部分の二つのボタンを同時に押します。
①PIN CODEを設定する
最初に8桁の認証番号(PINコード)を設定します。
左のボタンで「-」右のボタンで「+」となり、両方のボタンを同時押しで次の桁の設定に移ります。
番号を入力したら次に番号の確認が求められるので、もう一度設定した番号を入力してください。
②パスフレーズを記録メモする
PINコードを設定したらWrite Down Your Recovery Phrase(パスフレーズをメモしてください)と出てくるので、24のパスフレーズを紙にメモします。(写真で保存しては駄目です!)
もし途中のフレーズをメモし忘れても、次のConfirm Your Recovery Phraseで最初のパスフレーズをもう一回確認できるのでメモし忘れないようにしましょう。
そしてConfirm Your Recovery Phraseで、Select word #〇〇と出てくるのでさっきメモした24のフレーズのうち、〇〇番目のフレーズをボタンを使って選択してください。
これが終わるとYour device is now ready(デバイスの準備が出来ました)と表示され、PC側にもUSB端子として認証されるはずです。
これで初期設定は完了です。お疲れ様でした!
→レジャーナノSでリップル(XRP)を安全に保管・管理する方法
終わり
Ledger NanoシリーズはWindows、Mac などといったあらゆるOSで、Webブラウザから使用する事ができるのでとても便利です。
電源も必要なく、本体をPCのUSB端子に接続してmy.ledgerwallet.comを開くだけで、安全にビットコインウォレットを利用できます。
ビットコインの管理なら他にもTREZORなども安心安全でお勧めです。私はリスク分散のために取引所・TREZOR・Leddger NanoSの3つで仮想通貨資産を管理しています。
⇨ビットコインのハードウォレットTREZOR(トレザー)の初期設定方法
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